3Dの魚が画面を泳ぎ回るスクリーンセーバ。Direct 3Dを利用した立体的な画面が気持ちよい。魚の動きはゆったりと優雅。尾ひれをくねらせ、海中を進んでゆく。魚の動きはなかなかにリアルで、水の質感もうまく表現されている。いつもはゆっくり泳ぐ魚が、時には逃げるようにスピードを上げる点もよく感じが出ている。
蛍光色の縞模様テクスチャが貼られた魚は、泳ぐ向きや光線の加減でさまざまな色に変化する。しかも、海底が暗くなるとほの明るく発光し、幻想的な雰囲気を醸し出す。最新版のVer.2.4では、ユーザが好みのテクスチャを貼り付けることも可能になり、自分だけの魚を画面上で泳がせることもできるのだ。サンプルとして、実写した鯛のBMPが同梱されているので、これを参考にオリジナルの画像を作ってみればよいだろう。
背景となる海底が4種類、水の色が4種類、実写を含めて魚が3種類用意され、組み合わせの変化も十分に楽しめる。起動後、4種類のカメラアングルが自動的に切り替わってゆくが、作者によれば、一通りのアングルを楽しめる「最初の6分間は見て」ほしいとのこと。
悠然と泳ぐ魚を見ているうちに暑さも忘れそうだ。
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蛍光色の縞柄の魚が、いかにも気持ちよさそうに海中を泳ぎ回る
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■3D FISH ! 2.40
【作 者】 mok さん
【対応OS】 Windows 2000/98 【種 別】 シェアウェア（0円（無料）から1,000円まで）
【動作に必要なソフト】 DirectX 6.1以降
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育成ゲーム感覚で金魚を飼うことができるスクリーンセーバ。スクリーンを水槽に見立て、その中に金魚が泳いでいるという設定だ。これだけなら単なるスクリーンセーバなのだが、この金魚には定期的に餌を与えてやらなければならず、あまり長い間放っておくと飢え死にしてしまうのだ。しかし、きちんと餌をあげて面倒をみると、金魚は成長し、そのうちつがいを作って卵を産むこともある（標準で約2週間だそうだ）。時間の速度を変更することが可能で、標準では現実同様1日24時間だが、これを短くすればそれだけ成長スピードを速くできる。
アーティスティックな作者の感性がスクリーン上を変幻自在に動き回る個性的なスクリーンセーバ。唐突にさまざまなオブジェクトが重なり合い、一つのアートを作り上げる。魚や海藻、水泡などをモチーフとした素材や、カラフルな幾何学図形が有機的につながりあってスクリーンを重層的に埋めてゆく。まるで夢で見たような幻想的な映像だ。表示にパターンは一定ではなく、まったくのランダム。どの瞬間も常に、二度と現れることのない表現を展開し続ける。
