EaseUS Todo Backup Free

メイン画面。従来、画面上部に配置されていた各機能のボタンアイコンは、画面左側にすっきりとまとめられた。中央には作成済みのタスクが表示される

世界で2,000万人以上のユーザに利用されている“定番”バックアップソフト「EaseUS Todo Backup」シリーズの新バージョン。インタフェースが一新された。

「EaseUS Todo Backup Free(EaseUS Todo Backup 無料版)」は、シンプルなインタフェースで誰でも簡単に操作できる多機能イメージバックアップソフト。バックアップオプションは、システム全体をバックアップできる「システムバックアップ」や「ディスク/パーティションバックアップ」など、計4種類から用途に応じて選択することが可能。完全・差分・増分いずれのバックアップ方法にも対応する。ディスクやパーティションのクローンを作成することも可能。万が一、Windowsが起動しなくなった場合は、有効化したPreOSから「EaseUS Todo Backup」を起動することもできる。新バージョン「11.0」では、インタフェースが改善されたほか、ネットワークドライブ上のファイル/フォルダのバックアップの高速化が図られた。全体的なパフォーマンスも向上している。

選択できるバックアップオプションは、

  • システム起動用のパーティションを丸ごとバックアップできる「システムバックアップ」
  • 指定したディスクまたはパーティションをバックアップできる「ディスク/パーティションバックアップ」
  • 共有ファイルを含む特定のファイルをフォルダ/ファイル単位でバックアップできる「ファイルバックアップ」
  • 特定のディスクまたはパーティション、ファイル/フォルダを30分ごとに確認し、変化が検知された場合にバックアップが実行される「スマートバックアップ」

の4種類(上位の有償版「EaseUS Todo Backup Home」では、Outlookメールのバックアップにも対応)。スマートバックアップを除く三つでは、スケジュール実行を設定したり、完全・差分・増分からバックアップ方法を指定したり、イメージの保存設定の有効/無効を指定したりすることが可能。イメージの保存設定では、バックアップイメージの保存期間や保存するイメージ数を指定することができ、「初めのイメージを削除しない」といったオプションも利用できる。

さらにバックアップオプションとして、

  • バックアップ時の圧縮レベルやバックアップイメージの分割
  • バックアップイメージのパスワード設定による暗号化
  • バックアップの実行優先度およびネットワーク転送速度
  • バックアップのファイルセキュリティ設定の保存
  • バックアップに再解析ポイントまたはリンクを含めるか否か

なども設定することが可能だ。

スマートバックアップでは、バックアップ対象と保存先だけを指定すれば、あとは変更されたものを自動的にバックアップしてくれる。難しい設定は不要。バックアップ、あらかじめ定められた、完全・差分・増分を組み合わせるルールにしたがって行われ、上限値を超えた古いイメージは自動削除される。

ディスクまたはパーティションを指定して実行するクローンには、通常の「クローン」に加え、「SSDに最適化」「セクタバイセクタクローン」といった高度なオプションを設定できる「システムクローン」も用意されている。

作成されたバックアップイメージファイル(*.pbd)の内容はエクスプローラで開いて、確認することができる。ドラッグ&ドロップで個別のファイル/フォルダを取り出すのも簡単。もちろん「EaseUS Todo Backup Free」による復元も簡単に行える。

そのほかにも「ツール」として、

  • イメージをチェック(バックアップイメージのチェック)
  • ブータブルディスクの作成
  • データを消去
  • iSCSIイニシエーター(Microsoft iSCSIイニシエーターのインストールと自動起動)
  • PreOSを有効化
  • マウント/アンマウント(バックアップイメージを仮想ドライブとして扱える)
  • ログ(保存されたすべてのバックアップ操作と結果を確認できる)

といった機能を利用できる。

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