HD革命/BackUp Next Ver.4 Professional

メイン画面などを呼び出せる「Arkランチャー」。オンマウスで画面右上のツールチップウィンドウに説明が表示される

ウィザード形式で設定でき、はじめてでも直感的に使えるシステム・データバックアップソフト「HD革命/BackUp Next」シリーズの新バージョン。セクターバックアップ方式が差分/増分バックアップにも対応した。

「HD革命/BackUp Next Professional」は“パソコン丸ごと”やドライブ単位でのバックアップ、指定フォルダ/ファイルのバックアップを簡単な操作で行えるバックアップソフト。「バックアップ」だけでなく、同期元/同期先の内容を同一にする「同期」、コピー元の変更をリアルタイムでコピー先に反映させる「ミラーリング」にも対応する。バックアップ対象のフォルダを登録して操作手順を簡略化したり、バックアップファイルを暗号化保存したりすることも可能だ。

新バージョン「4」では、セクター単位でのバックアップが差分/増分でも利用できるようになったほか、フォルダ/ファイル単位での差分/増分バックアップに高速化モードが追加され、前バージョンに比べて、バックアップ速度が向上した。さらに、差分/増分バックアップ時に、定期的にフルバックアップを取り直す機能(サイクル設定)に「保存するサイクル数」の設定が追加され、ディスクの消費を抑えられるようになった。

「Professional」は、上位エディションのフル機能版。Professionalから一部機能が割愛された標準版「Standard」もある。

インストール時にデスクトップにショートカットアイコンが作成される「Arkランチャー」を起動して利用する。「Arkランチャー」から利用できる主な機能には、

  • ドライブ、フォルダ/ファイルのバックアップ、復元を行える「HD革命/BackUp Next」
  • ファイルバックアップ方式により、一定間隔で増分バックアップを行う「タイムスライスバックアップ」
  • フォルダの同期、ミラーリング、バックアップを簡単な設定で行える「バックアップ3WAY」

の三つがある(付属機能として「ドライブ情報の取得」「コンピュータ情報の取得」もある)。

「HD革命/BackUp Next」では、バックアップや復元の設定を、数ステップのウィザード方式で行うことが可能。例えばバックアップの設定は、

  1. (1)バックアップ対象の選択
  2. (2)バックアップの保存先
  3. (3)スケジュールの設定
  4. (4)オプションの設定

の4ステップで完了する。「バックアップ対象の選択」では「対象をディスク単位で選択するか、個別に選択するか」と「セクターバックアップ方式にするか、ファイルバックアップ方式にするか」を指定できる。「バックアップの保存先」では、CD/DVD/BDドライブやUSBメモリなどを指定することも可能だ。

「スケジュールの設定」では、実行スケジュールの設定のほか、バックアップの種類(フル/差分/増分)やサイクルを設定することが可能。「スリープ/休止状態を解除して実行」するようにもできる。「オプションの設定」では、バックアップファイルの圧縮や暗号化の有無、復元時のパスワード入力の有無、バックアップ方式、バックアップ完了後に実行する操作などを指定することが可能。バックアップ完了後に実行する操作は、何もしない/スリープ/休止状態/シャットダウン/再起動から選択できる。転送速度を制限し、ネットワークへの負荷を抑える「ネットワーク帯域」という設定項目も用意されている。

「バックアップ3WAY」は、同期、ミラーリング、バックアップの各モードによるバックアップタスクを簡単に設定し、リスト画面で管理できる機能。複数のフォルダを異なるモードでバックアップすることもできる。

そのほか、システムドライブを手軽にバックアップできる「簡単バックアップ」なども前バージョン同様、利用することが可能だ。

対応するファイルシステムはFAT32、NTFS、exFAT(ダイナミックディスク環境には対応していない)。

《ソフトライブラリの掲載ページ》
HD革命/BackUp Next Ver.4 Professional

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