メイン画面。Officeソフト風のインタフェースでスムーズに操作できる。画面左側にサムネイルや注釈を表示させることも可能
PDFに関するさまざまな作業に“これ一本”で対応できる高機能PDF編集ソフト。数多くの形式に対応した変換・作成、表現力豊かな注釈・コメント、墨消しによるプロテクト（セキュリティ対策）など、多彩な機能を備える。
「PDFelement 6 Pro」は、PDFの作成・編集・変換に関する豊富な機能をシンプルなインタフェースにまとめ、誰でも簡単・快適に操作できるようにした“All-in-One”のPDF編集ソフト。PDF内の文字列を自由に編集したり、フォントや大きさ、色などを変更したり、ファイル内を検索・置換して一括修正したりすることも可能。OCR（光学文字認識処理）機能を搭載し、スキャンされたPDFも編集可能な状態にすることができる。リボンインタフェースを採用し、Officeソフトと同様の感覚で操作することが可能だ。
編集モードにすると、PDFファイル内の文字列が自動認識され、ブロックごとに文字枠が設定される（段落モード）。文字枠内の文字列は自由に編集することが可能。文字列の内容を変更できるほか、文字のサイズ・フォント・色の変更、太字・斜体・上付き・下付きの設定、文字間隔の設定なども行える。画像を左右回転させたり、左右・上下反転させたりすることも可能。既存の画像を入れ替えることも、新たに文字列や画像を追加することもできる。
PDFファイルにチェックボックスやラジオボタン、コンボボックス、リストボックスといった、ユーザが入力可能なフォームを追加することもできる。ページに透かしや背景を追加したり、ページをトリミングしたり、ベイツナンバー（bates number）やヘッダ/フッタ、ブックマークを追加したりすることも可能だ。
ひとつのPDFファイルを複数名で共同編集するような場合に便利な「注釈」機能も充実している。付箋と同じように使える「ノート注釈」や、マーカーを引いたように目立たせることができる「テキストハイライト」、さらにはアンダーラインや取り消し線、波線、キャレットを「注釈」用に利用できる。文字列とは関係なく、任意のエリアをマーカーで塗りつぶしたようにできる「エリアハイライト」機能も搭載する。
重要な情報を「墨消し」機能で秘匿することも可能。PDFファイル内の塗りつぶしたい部分を選択して、（1）墨消しとしてマーク、（2）墨消しを適用、するだけで、機密性の高い情報を隠すことができる。特定の文字列をまとめて墨消しすることも可能だ。プロテクト（セキュリティ対策）機能ではそのほかにも、ファイルオープン時のパスワードを設定したり、それとは別に、特定の機能にアクセスする際のパスワードを設定したりすることが可能。デジタル署名の追加機能も、もちろん搭載する。
PDFからの変換機能、PDFへの変換機能も強力だ。Word（docx/doc）のほか、Excel（xlsx/xls）、PowerPoint（pptx/ppt）、画像（JPEG/PNG/TIFF/BMG/GIF）、テキスト、RTF、HTMLなど（から/へ）の変換が可能。PDFをPDF/A形式に変換したり、Epub形式に変換したりもできる。複数ファイルの一括変換にも対応する。PDFのすべてのページを個別の画像として抽出したり、一つの画像として抽出したりすることも可能だ。
画像の圧縮や内容の削除を行い、PDFファイルの容量を削減する「最適化」機能も搭載する。
- ウェブ標準（解像度150dpiまで再サンプリング）
- オフィス準備（解像度300dpiまで再サンプリング）
- プリント準備（解像度600dpiまで再サンプリング）
- カスタム（圧縮比をユーザがカスタマイズ）
から選択して最適化できる。
そのほかにも、
- 作成したPDFをメールの添付ファイルやクラウドサービスで共有できる「共有」
- ポスター用や小冊子用の出力設定も簡単に行える「印刷」
など、便利な機能を数多く搭載する。
《ソフトライブラリの掲載ページ》 PDFelement 6 Pro