ネットラジオレコーダー7

メイン画面。新聞のラテ欄風デザインでわかりやすい。新バージョン「7」では「ダイレクト録音」ボタン(画面右上)が追加された

目的の番組をより安全・確実に録音することができる「ネットラジオレコーダー」シリーズの新バージョン。キーワード予約で登録できるワード数の制限がなくなった。

「ネットラジオレコーダー」は、IPネットワーク(インターネット)で提供されるサイマルラジオ放送を再生・録音するためのソフト。民放の「radiko.jp」および有料のエリアフリー放送「radiko.jpプレミアム」、NHKの「らじる★らじる」、コミュニティFM局の番組をインターネット接続されたパソコンで楽しむことができる。ラジオ番組を聴取するのに難しい設定などは不要で、予約録音も簡単に行える。録音前に接続状況を確認し、確実に録音できるようにするための「接続テスト」機能も搭載。スリープ状態からの予約録音にも対応する。

新バージョン「7」での更新内容は、

  • キーワード予約で設定できるキーワードの数が無制限になった
  • スピーカーから出てくる音を直接録音する「ダイレクト録音」機能が追加された
  • 録音番組編集用の「切り取りツール」に「分割する」などが追加された
  • 再生速度の変更が可能になった

など。操作ボタンのデザイン変更なども行われ、さらにわかりやすく、使いやすくなった。

使い方は簡単。例えば放送中の番組を聴取するには、(1)聴きたい番組を番組表で選択し、(2)「再生」ボタンをクリックするだけ。ユーザのいる地域が自動判別され、エリア内のラジオ局が提供する番組情報がロードされる。コミュニティFM局もJCBA/CSRAの別に地域を選択すれば、すぐに選択できる。

録音予約では、同じ時間帯に放送される複数の番組を録音することが可能。録音終了後にパソコンをシャットダウンさせたり、休止状態にさせたりもできる。

選択・設定できる録音方法は「1回のみ」「繰り返し」「キーワード予約」の三つ。キーワード予約は、指定したキーワードがタイトルや詳細説明に含まれる番組が自動的に録音される機能。逆に録音を実行しない除外ワードを登録することも可能。前バージョンでは、設定できるキーワード/除外ワードが各三つまでに制限されていたが、新バージョン「7」では数を気にすることなく設定できるようになった。

録音した番組は「録音済み一覧」にリスト表示され、放送中番組同様の操作で聴くことができる。通常再生のほか、リピート再生、連続再生、シャッフル再生にも対応する。新バージョン「7」では、0.5倍から2.0倍までの範囲で再生速度を調整できるようになった。

新たに追加された「ダイレクト録音」は、通常の録音・予約録音で“どうしても録音がうまくいかない場合の最終手段として”搭載された機能。ブラウザを起動し、録音時間や放送局を指定して録音を行う。

「切り取りツール」に追加された「分割する」機能は、録音した番組ファイルを範囲指定して分割し、別々のファイルに保存できるもの。「切り取りツール」にはそのほかにも、

  • 編集前の状態を一時保存して、必要な際に元に戻せるUndo機能
  • 波形の拡大表示機能

が追加された。

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