Ashampoo ZIP Pro 2

メイン画面。Windowsのスタート画面風のデザイン。見えていない項目へのアクセスは横スクロールで行う。スキンに対応し、外観を変更することが可能

タイルデザインのわかりやすいインタフェースで直感的に操作できる“統合型”圧縮・解凍ソフト。マルチコア対応で、アーカイブ作成なども高速に行える。

「Ashampoo ZIP Pro 2」は、ファイルの圧縮・解凍(展開)を中心に、ファイルの暗号化・復号化、仮想ドライブ、クラウドサービス上へのファイルアクセス、バックアップ、ファイル管理など、多彩な機能が統合された“オールインワン圧縮・解凍ソフト”。エクスプローラのシェル拡張にも対応し、コンテキスト(右クリック)メニューにさまざまな機能を追加したり、Excel/Word、Outlookにアドインとして機能を追加したりすることも可能。対応するファイル形式は、圧縮がZIP、ZIPX、7-ZIP、CAB、TAR(TAR/TAR.GZ/TAR.BZ2/TAR.XZ)、LHA。解凍できるのは圧縮可能形式を含む計60種類以上。

メイン画面のデザインはWindows 8以降に搭載されるスタート画面風。横長の画面に機能ごとのタイルが配置される。機能は「アーカイブ」「アプリケーション」「ツール」の三つのグループに大きく分けられる。

「アーカイブ」では文字通り、アーカイブを新規作成したり、アーカイブ内のファイルを操作したり、アーカイブを展開したりすることが可能。指定アーカイブを添付したメールを作成・送信することもできる。

「アプリケーション」に含まれるのは、

  • ファイルを暗号化
  • ファイルを復号化
  • 仮想ISOドライブ
  • Office/PDFセキュリティ
  • ZIPスクリプト
  • Cloudブラウザー
  • ファイルエクスプローラー

の各機能。暗号化アルゴリズムで利用できるのはAES 128/192/256bit、Rijndael AES 128bit、3DES168 192bit、Blowfish 128bit、Twofish 128bitなど(ZIP、OpenPGP、PAEなど、保存形式によって利用できるアルゴリズムは異なる)。複数のファイル/フォルダをグループ化して暗号化することも、個別に暗号化することも可能だ。

「仮想ISOドライブ」では、作成した仮想ドライブに直接、ISOディスクイメージをマウントして、イメージ内のファイルを参照することが可能。イメージをCD/DVD/Blu-rayディスクに焼く必要がない。CD/DVD/Blu-rayディスクからISOディスクイメージを作成することもできる。

「Office/PDFセキュリティ」では、Office文書ファイルの暗号化・復号化、署名およびその検証、PDFファイルの暗号化と証明を行うことが可能。Office/PDF以外のファイルを対象に、OpenPGPによる署名・検証も行える。

「ZIPスクリプト」は、バックアップ用のスクリプトをウィザード形式で作成できる機能。「ファイルエクスプローラー」は左右二画面形式のファイル管理ツールで、「Ashampoo ZIP Pro 2」が搭載する多彩な機能を利用して、ファイル操作を行える。

「Cloudブラウザー」は、エクスプローラ風の画面でクラウドサービスにアクセスし、ファイルをアップロード/ダウンロードできるもの。Microsoft Azure、Amazon S3、Dropbox、Googleドライブ、OneDrive、Boxに対応する。

「ツール」には、

  • 複数のアーカイブを自動作成できる「バッチアーカイブの作成」
  • 複数のアーカイブを同時に展開できる「複数展開」
  • アーカイブを異なる形式に変換できる「アーカイブコンバーター」
  • ZIP/ZIPX形式に対応した「アーカイブの修復」
  • ウィザード形式で操作できる「新規SFX(自己展開型)アーカイブの作成」
  • ZIPファイルを小さなアーカイブに分割できる「複数のボリュームに分割」

の各機能が揃う。

設定では、「Ashampoo ZIP Pro 2」と各アーカイブ形式の関連付けや、エクスプローラのシェル拡張で追加される項目などをカスタマイズすることが可能。スキンに対応し、外観のデザインを変更することもできる。製品には、USBメモリなどに入れて持ち運んで使えるポータブル版(英語)も含まれる。

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