PeopleLogOn

鍵の登録画面。「スマホ/ルータ」など、実際に鍵として使用するものを選択し、登録作業を行う

“スマホの電波でパソコンのオートロックを実現”。強度の高いセキュリティ機能を手軽に使える「PeopleLogOn」の新バージョン。

「PeopleLogOn」は、スマホの「iWビーコン」(※)などを利用して、Windowsのオートロック/ロック解除を行える“ストレスフリー”のセキュリティ対策ソフト。Wi-FiテザリングをONにした状態でスマホを携帯することにより、ユーザがパソコンから離れると、電波が弱くなったことを検知してオートロック。近づくとロックが解除される。ロックにはWindowsの標準ログオン機能を利用する。鍵情報は、AES-256bitの10の77乗の周期を持ち、理論上、解読が不可能といわれるワンタイムパッド(無限乱数式)暗号で保護される。

※iWビーコン(information Wireless/WiFi Beacon):Wi-Fiテザリング機能を備えたスマートフォン、ポケットWi-Fiの出す電波をビーコン(位置を特定するための信号)として認識する機能
オートロック/ロック解除用の鍵として利用できるのは、

  • Wi-Fiテザリング機能を搭載したスマートフォン、ポケットWi-Fiルータ
  • USBメモリなどのUSBデバイス
  • FeliCa(Suica、Edy、nanacoなど)
  • 静脈認証

の四つ(FeliCa、静脈認証を利用するには、FeliCaリーダ、静脈認証ユニットがパソコンに接続・内蔵されている必要がある)。鍵の登録・設定は簡単に行うことが可能。ウィザード形式で設定できる「自動設定ガイド」が用意され、パソコンの使用状況に応じて、推奨される設定を教えてくれる。

標準設定では、スマホなどの登録デバイスがパソコンから離れるとオートロックがかかってWindowsログオン画面になり、近づくとロックが解除されて、自動的にログオンする。(オートロックではなく)ロックをユーザが手動で行うことも可能だ。

鍵は二つを組み合わせて使うことも可能(ダブルロック機能)。例えば、オフィスのアクセスポイントとスマホとを組み合わせてロックすることができる。パソコンがオフィス内にあり、スマホがパソコンの近くにあればロックが解除され、パソコンを使用できるが、パソコンがオフィス外に持ち出された際にはロックされ、使えないようになる。

新バージョン「4.1」では、マウス/キーボードのロック機能を搭載。WindowsのHomeエディションには、セーフモードで起動すると無条件でログオンできてしまう問題があるが、本機能ではマウスやキーボードなどのデバイスもロックし、これらからの入力を禁止する。

USBメモリ、内蔵ディスクの暗号化およびデバイスロックの各機能は、姉妹ソフトの「PeopleLock」との連携によって提供される。

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