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ベクターソフトニュース - 1999.12.22
K2Editor K2Editor r.0.7.1 Build 99
正規表現色分けなど多彩な機能を持つテキストエディタ
Windows 98/95/NT フリーソフト
「K2Editor」の動作画面
■メイン画面。全体的にシンプルですっきりとしたデザインだ

正規表現による強調語の色分け表示機能、使いやすい文書整形機能などを備えた高機能テキストエディタ。キーバインドや色のカスタマイズ機能も強力だ。

「K2Editor」は、SDI形式(1個のウィンドウに1ファイルを表示するタイプ)のテキストエディタで、ユーザによるカスタマイズ自由度が高い。編集画面各部の文字色やフォント、カーソル形状やその表示方法など、表示関係の大部分は好みに応じてカスタマイズすることができる。キー割り当てもほとんどすべての機能について変更可能なので、自分の好みに合ったエディタに仕立てられる。

特徴的な機能が、キーワードを指定することによって実現される「強調表示機能」だ。テキスト中に含まれるキーワードに対して、通常のテキスト表示とは異なる表示色を割り当てることができる機能で、プログラムのソースコードやHTMLソースを編集する際に便利だろう。登録できるキーワードの数は無制限。また通常の文字列のほか、正規表現によってマッチングパターンを指定することも可能だ。強調表示の際の表示色は全部で8パターンの中から選択できる。

もうひとつの大きな特徴が、強力な「文書整形機能」。例えば半角文字の前後にスペースを挿入したり、箇条書きを自動認識して整形したり、センタリングや右寄せをしたりなど、さまざまな整形を行うことができる。また、句読点が入力されると、それをトリガとして自動的に整形を実行する自動整形機能などもある。

色分け表示の色設定、キーワード、さらに文書整形時の桁数や整形トリガなどの設定は、ファイルタイプ、すなわちファイルの拡張子に応じて機能の有無を指定できる。そのため、整形やカラー表示が必要ないファイルを編集している際に、余計な整形が行われたりする煩わしさはない。

そのほかキーボードマクロなども装備。多彩な機能を持つ使い勝手のよいテキストエディタといえる。

reviewer's EYE Windows上のテキストエディタは、もはや成熟しきってしまったともいえる分野であり、使い慣れたエディタから別のエディタへと乗り換えることはそう何回もあるものではないだろう。だが、この「K2Editor」であれば、他のエディタから乗り換える際のハードルもかなり低いはずだ。

というのは、非常に広いカスタマイズ範囲のおかげで、その操作性をこれまで使っていたエディタに極限まで近づけることができるからだ。さらに「K2Editor」ならではの機能もある。パソコンのパワーがアップした今、テキストエディタにスクロール速度や、軽い動作を求める機会は次第に減少しつつある。今後はより多彩な表現力や多機能を追及したエディタが増えるだろう。

なお、バージョン(リリース)を見てもわかるように、まだ試作版の段階にある。現時点でも十分強力だが、今後、正式版までどのように成長していくか楽しみだ。
(天野 司)


スクリーンショット》 キーワードを指定することで、強調表示が行える
スクリーンショット》 文書整形機能も、かなりのカスタマイズが可能だ
スクリーンショット》 もちろん一時的に整形の設定を変更することも可能
スクリーンショット》 キーアサインも自由自在


【作 者】 K2 さん
【作者のホームページ】 http://web.kyoto-inet.or.jp/people/koyabu/
【補 足】 12月21日現在の最新版は.0.7.2。作者のホームページ からダウンロードできる
ソフト作者からひとこと
こんにちは。作者のK2です。

このエディタは、もともと私のオンラインソフト作家としての作品に組み込むために、エディットコンポーネントがほしくて作りはじめました。最初の作はもう2年前になりますが、一般使用に堪えるものはできなかったので、一般公開はしませんでした。

今回、現在はやりの機能を盛り込んだ新コンポーネントを作るために、新たに開発をはじめました。このコンポーネントのベースは、本田勝彦さんの「TEditor」です。TEditorを拡張し、正規表現色付けや日本語整形機能を盛り込んで、K2Editorを開発しました。

あくまでK2Editorは、私のオンラインソフト作家としての活動での副産物になりますから、フリーソフトとして公開します。ただ、どうしても中途半端に置いておけない私の性格が災い(?)し、かなり使えるエディタになったと感じています。

今後、新「TaskPrize」をはじめとした、K2Editorを搭載したアプリケーションを開発しますので、よろしくお願いします。

なお、この場を借りて、TEditorをソース付きで公開してくださった本田勝彦さん、JRE32.DLL作者の山田さんにお礼を申し上げます。また主にMLでのテストレポートをくださっているみなさんにも、熱くお礼を申し上げます。
(K2)
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フリーソフト
K2Editor 1.5.9 正規表現カラー強調語や整形など多彩な機能が搭載されたフリーの日本語エディタ (1,042K)




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