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ベクターソフトニュース - 1999.12.22
ハイパー住所録2 Personal ハイパー住所録2 Personal Ver.2.4.4.1
基本機能をしっかり押さえた住所録ソフト
Windows 98/95 シェアウェア
「ハイパー住所録2 Personal」の動作画面
■一覧表と個人データ表示の二つの画面がメインで機能する

パーソナルユース向けのベーシックな機能を備えた住所録ソフト。シンプルなデザインで、使いやすさを重視している。

メイン画面として、登録データを表形式で表示する「一覧表画面」と、個人情報をカード風に表示する「個人データ表示画面」の二つのウィンドウを持ち、データ入力は個人データ表示画面のフィールドに文字を入力して登録する。入力作業はマウスを使うことなく、キーボードだけで簡単に行える。また、データを追加するたびに自動的に保存されるので、作業中のエラーでせっかく登録したデータを失うということがない。

住所や電話番号のデータは自宅と職場の二つを登録して、どちらを郵送先にするかボタンひとつで簡単に設定できる。また、氏名をはじめとする基本的な文字情報のほかに、BMPまたはJPEG形式の画像を登録したり文書ファイルをリンクすることも可能だ。「挨拶関係の設定」では、年賀状・暑中見舞い・お中元・お歳暮の四つについて出す(贈る)/出さない(贈らない)をオプションボタンから選択できるので、必要な相手をすぐに探し出せる。データ用フィールドはあらかじめ定義されているもののほか、ユーザが自由にカスタマイズして使える6個のテキスト用フィールドと5個の数値が用意されている。なお、メールアドレスは、登録できるのはひとつだけだが、他のソフトとの連携に配慮し、クリックひとつでアドレスをクリップボードへ転送するボタンが用意されている。

検索機能については、氏名や住所など、それぞれのフィールドに対応したメニューが用意されており、ダイアログボックスから文字列を入力して検索を実行する。このとき先頭一致/部分一致のどちらで検索するかの選択が可能だ。さらに「複合条件検索」では、複数のフィールドに対する条件をまとめて指定することができ、例えばデータの登録番号による検索範囲の制限/五十音での特定行(あ行、か行など)だけの検索/性別や前述の挨拶関係での検索など、細かい設定による検索が可能となっている。

印刷関連の機能では、ハガキや封筒への宛て名書きのほか、名簿(一覧票)およびタックシールへの出力が可能だ。タックシールは市販品の中から選択する形にこそなっていないが、用紙1枚あたりのシール数やシールの縦横の間隔が指定可能になっているので、この設定で対応する。名簿印刷がA4/B5/A5/システム手帳から、ハガキでは官製ハガキのほかに年賀ハガキを選択できる。また封筒では長形、角形、洋形の多種にわたってカバーしており、一般的な用途ではまず困ることはない。

そのほかには、テキストファイルからのデータインポートやファイルごとのパスワードロック、オートダイヤル、二重に登録されている人のデータをチェックする機能などがある。

プログラム本体以外の補助的な機能として、DOS版の「ハイパー住所録」および「ハイパー住所録 for Windows」からデータをコンバートするツール、5桁から7桁への郵便番号変換ツール、ユーザが独自の郵便番号辞書を作成するためのツール、電話番号の変換(平成11年1月1日に行われた大阪地区の局番の4桁化および携帯・PHSの12桁化に対応)を行うツールが付属する。

reviewer's EYE 基本機能を押さえたオーソドックスなソフトという印象で、普通に使うのであれば直観的に扱うことができるだろう。そういう意味では万人受けするソフトだと思う。

細かい操作では多少わかりにくい部分もあったが、そうしたときにヘルプがないのはちょっとツラかった。操作マニュアルとして、しっかりしたPDFファイルが付属してはいるのだが、閲覧性がよいとは言い難い。本来がパッケージソフトなので致し方ない面もあるが、この点に関しては、もう少し配慮していただけるとありがたい。
(福住 護)


スクリーンショット》 複数のフィールドの組み合わせによる検索もできる「複合条件検索」
スクリーンショット》 ハガキ印刷プレビュー画面。封筒やタックシールへの印刷も可能
スクリーンショット》 機能の設定画面。氏名読み欄への自動入力を行うか否かなどを設定できる
スクリーンショット》 ページ数は多いが、閲覧性がよいとは言い難いのが残念なPDF書類のマニュアル


【作 者】 ボーステック(株)
【作者のホームページ】 http://www.bothtec.co.jp/
【レジ作品番号】 SR014304
【補 足】 試用期間は30日間。試用期間中の機能制限は特にない
ソフト作者からひとこと
■ソフトを開発しようと思った動機、背景

《住所録は個人用データベースの原点》という気持ちから住所録プログラムを作ってきました。住所録はデータを登録することから始まりますので、入力しやすいことが大事です。そのために独自の郵便番号辞書と変換機能を開発し熟成させてきました。また、多くの登録データの中から目的とするデータをすぐに見つけ出す検索機能については、最も重点を置いて開発してきました。

ただ、MS-DOSの時代から作成しておりましたが、Windowsに変わり、画面の見た目、操作は以前に比べてよくなりましたが、プログラムの作成自体は簡単ではなくなってきたのが難点かと思います。

■ユーザにお勧めする使い方

「ハイパー住所録2 Personal」の特徴といえることは、入力した住所録データと画像情報をリンクして記録できることです。デジタルカメラなどで撮影した顔写真等を住所録のデータとして保存できます。個人的な住所録としてだけでなく、使い方によっては顧客管理といった業務用途にまで幅広く活用いただけるかと思います。
(ボーステック(株))
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