ベクターソフトニュース - 1999.11.06
DOBAKA Melody Chuck!2 for PPC DOBAKA Melody Chuck!2 for PPC Ver.2.0.10
数多くの機種に対応した、手軽な操作で使える着メロ作成ソフト
Macintosh PPC フリーソフト
「DOBAKA Melody Chuck!2 for PPC」の動作画面
■メイン画面。ピアノ鍵盤によってわかりやすくデータ入力ができる

携帯電話やPHSの着信音(いわゆる着メロ)の作成支援ソフト。わかりやすいインタフェースで作曲・演奏を行うことができ、手持ちの機種用に変換したデータを出力する。

外観は、ウィンドウ上部に曲の音情報を表示するメロディテーブルや編集・演奏用の各種操作ボタンを配置、下部にはピアノ鍵盤や曲データ一覧などをタブ切り替えで表示する。着メロの入力は、ピアノ鍵盤をマウスでクリックするのだが、このとき鍵盤をクリックしている間だけ音長を示すバーが延びて視覚的に音の長さを確認できるようになっていたり、入力された音がウィンドウ上のセルの中にドレミ……で表示されたりと、音符が読めない人でも簡単にメロディを入力できる工夫がなされている。入力されたデータは携帯電話(またはPHS)の機種に適応した書式でテキスト出力されるので、それを参照しながら簡単に着メロを携帯電話(PHS)に入力できるという仕組みだ。音程や音長の変更は、対象となるセルをマウスで選択し、ピアノ鍵盤やその上に表示されているボタンをクリックすることで簡単に行える。もちろん移調もマウスクリック一発でOKだ。

「Melody Chuck!2」の大きな特徴は、ありとあらゆる着メロ可能な携帯電話(PHS)に対応(あるいは対応しようと)している点。現時点ですでに100を超える機種をサポートしている。もちろん、これらの携帯電話(PHS)では、機種ごとに着メロの入力方法の違いや制限があるが、それぞれにあった書式でデータ出力が得られるのだ。

ユーザ登録前は一部機能が使用できないが、作者が配信するメールマガジン「ちゃくめろジャック」(無料)に登録すると、同時にユーザ登録に必要なIDが発行される。メールマガジンでは、ユーザが入力した着メロデータの公開、あるいはほしい着メロデータのリクエストなどの意見交換が熱心に行われている。

reviewer's EYE 多くの人が携帯電話やPHSの着メロを設定しており、専門の本や雑誌も発刊されるなど、着メロはいまや大ブームである。しかし、着メロの問題点はそのデータが音楽とはまったく無関係の数字や文字の羅列になっているため、入力が非常に面倒だということだ。さらに、問題を複雑にしているのは携帯電話(PHS)のメーカ、機種が違うと、入力方法、入力データに互換性がないことである。このような問題点を解決してくれて、しかも着メロデータの入力サポートまでしてくれるのが「Melody Chuck!2」だ。

一度「Melody Chuck!2」で音楽をデータとして入力してしまえば、多くの携帯電話(PHS)用の着メロデータに変換することができるので、データの再利用が非常に簡単である。機種によっては出ない音などもあるが、そういう場合でも出力データにそのことが表示され、かつ解決方法のアドバイスもあるなど、親切な設計になっている。使い方も簡単で、ヘルプを見なくても30分も使えば着メロを作成することができるであろう。

専用のメールマガジンやWebサイトでユーザとコミュニケーションが図られており、着メロデータのやり取りも活発に行われるなど、ソフトだけでなく、それを取り巻く環境も整備されている。入力が不得意な人はここに公開されるデータを利用するだけでも結構便利に使えるのではないだろうか。
(大根田 丈久)


スクリーンショット》 データ画面。ここでファイルやデータの入出力が行える
スクリーンショット》 それぞれの機種に適応した入力方式にデータ変換し出力できる
スクリーンショット》 Mac上で着メロを演奏する音色、音量を変更することもできる


【作 者】 将軍 さん
【作者のホームページ】 http://www.interq.or.jp/www-user/blossom/melo/index.html
【補 足】 ユーザ登録前は一部機能が制限される。ユーザ登録は、作者の配信するメールマガジンに登録することで行える。バージョンは異なるが、68K版やWindows版 もある
ソフト作者からひとこと
■ソフトを開発しようと思った動機、背景

Macintoshの着メロソフトでフリーのものが皆無だったから。&、フリーソフトに過剰な期待をかける風潮を抑制したかった。無茶な要望を送るのはやめましょう。

■開発中に苦労した点

ギャグを織り込んでもわかってくれる人がいない。しょうがなくふつうな仕様になってしまった。

■ユーザにお勧めする使い方

冗談で使う。あまり本気で使わない。使えないあたりに使いでを見出す。見かけ倒し。

■今後のバージョンアップ予定

みなさま次第。ホームページ をよく読んでから質問する(書いてあることを質問しないでね)。
(将軍)
GO! DOWNLOAD
上で紹介したソフト(およびその関連ソフト)のソフト詳細ページにジャンプします。ソフト詳細ページからリンクされたダウンロードページでソフトをダウンロードできます。ソフト詳細ページには、作者データページへのリンクもあります。

現在公開ファイルがありません

[↑このページの先頭へ戻る]


会社情報 | インフォメーション | はじめて利用される方へ | プライバシーポリシー | 免責事項
個人情報保護方針 | 利用者情報の外部送信について
(c) Vector HOLDINGS Inc.All Rights Reserved.