ベクターソフトニュース - 1999.09.29 |
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ZOM-MAIL Ver.1.09
人工生命を育成できる、一風変わった“男のメーラ” ■Windows 98/95/NT ■シェアウェア |
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インストールすると、複数の部屋がある館が現れ、そこにALが住んでいる。ALのステータスは、「あたまの良さ」「うでっぷし」「おなか」「(ユーザとの)仲の良さ」「今の気分」の五つのパラメータで表されるが、このステータスは、本やドリンク剤といったアイテム、腐肉の缶詰などの食物をALに与え、世話を焼いてやることで、上がってゆく。ステータスが上がると、ALは言葉を覚え、さまざまなことを話してくれるようになるが、学習させないと偏差値が上がらず、食事を与えなければ成長しない。 アイテム・食物はあらかじめいくつかが使用可能になっているが、使ってしまえば、新たなものを補給しなくてはならない。新たなアイテム・食物はスロットマシンで入手できるが、スロットマシンをやるにはALが「お出かけ」(メールの送信)して獲得してくるコインが必要。つまり、メールの送受信を多く行えば、それだけALを早く育成できるという仕組みになっている。 「ZOM-MAIL」ユーザ相手に「お出かけ」すると、相手ALとコミュニケーションを取って帰ってきたり、何があったのか日記に書いて教えてくれたりするあたりは、「ポストペット」ユーザならイメージしやすいだろう。 育成機能を除いたメーラ機能部分はフリーであり、簡単な操作で扱える。設定により、特定のヘッダを持つメールに対する処理を変更することができ、「ポストペット」メールを「ZOM-MAIL」で受信しないといった指定も可能だ。 MIDIによるBGMや、WAVによるゾンビの声など、怪しげな雰囲気がたっぷり。別途、有料で配布されるPlug-inを組み込むことにより、育成できるALが増える。ALは最大25体まで同時に育成することができる。 ●
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「バイオハザード」系のゲームが好きな人には特にウケそうな異色のメーラだ。そもそも死人を育てるというあたりからして不条理なのだが、これはゾンビではなく、「人工生命」だといわれれば無理矢理納得もできなくはない。しかし、ALにも寿命があるが、死んでもまた生き返るとのことで、ますますわけがわからない。:-)
メーラとしてはごくシンプルなタイプ。使い勝手はそう悪くはないが、ゾンビの操作は慣れないと若干わかりりにくい。配達に現れたゾンビが送り返される前に異常終了してしまうと、帰ってこない現象が起こる。オプションで強制呼び戻し機能がほしいところだ。 非常におもしろいソフトだが、逆にどれくらいのユーザに受け入れられてゆくのか、楽しみでもある。 (藤田 洋史)
《スクリーンショット》 「話し相手が欲しい...」とのたまうAL 《スクリーンショット》 ステータス表示。あたまの良さは「ばか」からスタートする 《スクリーンショット》 与える食事。ダブルクリックからドラッグで指定したあと、[つかう]ボタンのクリックで与える動作になる 《スクリーンショット》 X-Mailerヘッダをチェックして、「ZOM-MAIL」メールだけを受信できる 《スクリーンショット》 スロットマシンでアイテム、食物を得る 《スクリーンショット》 シンプルなメーラ機能部分 【作 者】 BTD STUDIO Corporation 【作者のホームページ】 http://www.btdstudio.com/ 【動作に必要なソフト】 Internet Explorer 4.0以降 【レジ作品番号】 SR013525 【補 足】 メーラ機能部分はフリーで使用できるが、育成機能を使うには、シェアレジでライセンスキーを購入する必要がある |
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