ベクターソフトニュース

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	ベクターソフトニュース - 1999.07.31

	iCross　Ver.2.1 盤面上を移動しながらピースを集める絵合わせゲーム ■Macintosh　■シェアウェア（$5）


	■object areaで指定されたピースをMain boardで取得できると、自分のplayer areaに絵を取り込める

分割された絵を集めて元の絵を完成させるパズルゲーム。4プレイヤーによるゲームで、0～4人（4人未満の場合はコンピュータが担当。0の場合は観戦）で遊べる。

画面は、7×7セルのプレイ盤面である「Main board」、分割された絵の中から取得すべきピースが指定される「object area」、各プレイヤーの集めた絵の状況が表示される「player area」から構成される。プレイヤーは、Main board上の中央のセルからスタートし、自分の順番で現在地から上下左右1マス分移動（選択）しなくてはいけない。このとき移動先にObject areaに表示されたピースがあればそれを取得でき、なければ、そのピースが新たに移動先セルに表示される。これを繰り返し、すべてのピースを最初に集めたプレイヤーが勝ちとなる──これが基本的なルールだ。

文字にするとわかりにくいかもしれないが、実際にプレイしてみれば、ルールそのものはそれほど複雑なものではないことがわかるはず。この基本ルールに、選択可能なセルがない場合は1回休み、特定のセルを選択すると他のプレイヤーからピースを横取りできるといったルールが付加される。さらに、ターンの最大値を設定したり、ピースごとにスコアを設定することができるため、思考ゲームとしてなかなか奥の深いものとなっている。

絵の分割数は4、6、9から指定できる。この分割数（ピース）が多いほど難易度も高い。使用する絵はPICTやJPEG、GIFなどの形式から、プレイヤーが指定する任意の画像を使用する。

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	ルールそのものはさほど難しくはないのだが、ピース数が大きくなると、そう簡単に絵を完成できない。また、せっかく取得したピースも、ほかのプレイヤーに横取りされることもあったりと、なかなか手強いゲームだ。ピース数を最大の9にして、ターン数を設定せずにプレイしたら、延々5時間以上も画面とにらめっこしてしまった。プレイは絵が完成するか、設定したターン数にならないと終了しないためだ。4ピースなら、なんとか簡単にクリアできるようになったからと、次のステップへ進んだのだが……。残念ながら、本稿執筆後のお楽しみとなってしまった。元絵の取り込みも簡単で、object areaにドラッグ＆ドロップするだけの手軽さ。そのためつい、元絵を変えて何度でもプレイしてしまう。カタクなった頭をゆっくり、ゆっくりほぐしてくれる。それでいて長く遊べる。シェアウェア登録すると、絵の完成が容易になるおまけ機能が使用可能になる。（フェムス・安藤しょうこ）《スクリーンショット》　9ピースでのプレイ画面。盤面で選択したセルに、指定されたピースと違う絵があると、そのセルにあった絵がプレイヤー画面から消されてしまう《スクリーンショット》　スコア表示画面。4ピースは簡単だが、その先は…… 《スクリーンショット》　4人までプレイが可能【作　者】 SAK　さん【作者のホームページ】 http://plaza28.mbn.or.jp/~SAK/ 【補　足】試用期間は2週間。レジストすると、おまけ機能が使用できるようになる

このソフトは、私が「REALbasic」で作った初めてのものです。以前からプログラミングには興味があったのですが、私の手にはおえず、あきらめていました。そんななかREALbasicが登場して、やっと自分にもソフトを作ることができるようになったという感じです。

「iCross」という名前の「i」はimageの頭文字を取ったもので、「Cross」は上下左右の絵を選択するときの形が十字に似ているところから付けました。このゲームのルールはいたって単純で、分割された絵を集めて目的の絵を完成させてください。絵は自由に選択できますので、例えばデジカメで撮った写真などを使ってください。

コンピュータはあまり強くないので（笑）、何人かでプレイする方が楽しめるのではと思います。

なお、バグ修正をした最新バージョンをホームページからダウンロードできます。

（SAK）

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