ベクターソフトニュース

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	ベクターソフトニュース - 1999.07.28

	Noah　Ver.1.15 手軽にアーカイブファイルを扱える圧縮・解凍ソフト ■Windows 98/95/NT　■フリーソフト


	■設定ダイアログ。設定は非常に簡単だ

非常に簡単な操作で、手軽にファイルを圧縮・解凍できるアーカイブソフト。基本的な操作は、目的のファイルをドラッグ＆ドロップなどで渡すだけだ。

エクスプローラなどで選択したファイルを「Noah」の（ショートカット）アイコンまたは設定ダイアログにドラッグ＆ドロップするか、右クリックしたコンテキストメニューから「送る」と、圧縮するのか解凍するのかを、設定から判断して実行する。この際の設定は、

書庫ファイルのみでない時、圧縮する
複数のファイルの時はとき必ず、圧縮する
何が何でも圧縮する
何が何でも解凍する

の4種類のパターンから指定できる。コンテキストメニューの「送る」に「Noah」を追加するのも、設定ダイアログから簡単に行える。

対応する書庫形式は、圧縮がLZH（LH5/6/7）、ZIP（ZIP_6）、CAB（MSZIP/LZX_21）、TGZ(GZIP_6）の4形式。解凍はこれらに加え、RAR、ARJ、GZIP、TAR、TAZ、BZ2、Microsoft COMPRESS（拡張子の末尾が“_”となっているファイル）に対応する。LZH、ZIP、CABの3形式については、【Ctrl】キーを押しながらファイルを渡すことによって、自己解凍ファイル（SFX）を作成することも可能だ。

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	これ以上はない、というくらい簡単な操作でファイルの解凍と圧縮ができるソフトだ。その分、「高機能」と呼ばれるアーカイブソフトに比べると機能は限定され、設定項目も少ない。しかし、書庫ファイルの中身を解凍前に見たい、というような要求がないのであれば、「Noah」のような“お手軽”操作のアーカイブソフトの方が使いやすいだろう。以前のバージョンでは「送る」にショートカットを簡単に作成できなかったが、今回のバージョン（Ver.1.15）からは、ボタン一発でこれが可能になったのがうれしい（ついでに書庫ファイルの関連付けもボタン一発でできるようになっていると、もっとよかったように思う）。ひとつ残念に思ったのは、【Shift】キーを押しながらファイルを渡すと、コンテキストメニューからでも設定ダイアログモードで起動するのだが、この際、渡したファイルが無視されてしまう点。ダイアログの設定を変更したあと、渡したファイルの処理を引き続いて行うモードもあると、さらに便利だろうと思う。（秋山俊）《スクリーンショット》　圧縮も解凍もファイルをショートカットにドラッグ＆ドロップするだけでOK 《スクリーンショット》　自己解凍ファイルの作成も可能だ【作　者】 K.INABA/　さん【作者のホームページ】 http://www3.justnet.ne.jp/~k-inaba/ 【動作に必要なソフト】 UNLHA32.DLL、UNZIP32.DLLなど、各形式に対応したDLL。統合アーカイバプロジェクトよりダウンロードできる【シェアレジ作品番号】

■開発しようと思った動機: 友人に「何かほしいソフトはないか」と聞いたら、「圧縮と解凍が一発で簡単にできるソフト」との答えが返ってきたので。
■開発中に苦労した点: 開発を始めたころはインターネットなどをやっていなかったため、情報量が少なかったのが結構大変でした。β版だったUNZIP32.DLLなどは、雑誌で手に入らないために、勝手に使い方を推測して「Noah」の機能に組み込んでしまった時期もありました（その推測は結局はずれでした（^^;）。
■お勧めの使い方: ……というほどのものでもないんですが、僕は、「送る」メニューが気に入っているので、「Noah」もデスクトップより「送る」で使うと便利になっていると思います。具体的に言うと、設定ダイアログの表示も「送る」でできるし、「送る」は他のウィンドウに隠されたりしないのです。
■今後のバージョンアップ予定: まずはいくつか潜んでいる「虫」を取ること。あとは、アーカイバ初心者だといちいちDLLを揃えなくてはいけないのが「お手軽」に反するような気がするので、その点を何か考えるかもしれません。

（K.INABA）

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Noah　お手軽一発圧縮解凍ソフト　

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