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ベクターソフトニュース - 1999.07.21 |
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もぐモル2 Ver.2.01
得意技を持つ8匹のモグラキャラが活躍する対戦型アクションパズル ■Windows 98/95 ■シェアウェア |
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ゲームの基本的な構成はシンプルだが、ルールにはいろいろと細かな工夫が凝らされている。例えば、決められたブロックの消し方をすると得意技が使用可能になるが、8匹いるキャラで得意技がそれぞれ違うなどと、個性が与えられている。 3種類あるブロックの消し方にも特徴がある。丸いブロック（ジュースブロック）が3個以上の通路となった時点で、四角いブロック（ゼリーブロック）に変わり、このゼリーブロックの通路の入り口がモグラに接すると、ようやくモグラがブロックを消していく、というようになっている。いかにゼリーブロックをたくさん作るかが勝敗の鍵を握るわけだが、エネルギーをためると相手を邪魔できるとか、ゼリーの消し方によってエネルギーのたまり方も変わってくる、などという複雑なルールが付加されていることによって、ゲームは奥深いものになっている。 対コンピュータ（1P）、2プレイヤー対戦（VS）、練習（PLACTICE）の3種類のゲームモード、キャラに対応した8種類のステージが用意されている。使うキーは、キャラを移動させるカーソルキー、ブロックを選択するためのキーと少ないが、アクションパスルゲームに慣れていない人には、少々難易度の高いゲームかもしれない。 ●
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パズルゲームはルールが簡単であればあるほどハマりやすい。その意味ではこの「もぐモル2」、画面から受ける手軽そうなイメージとは異なり、ちょっとプレイしてみただけでハマれる、といった類のゲームではない。しかし、ブロックの消し方のコツとキャラのコンビネーション（特定のブロックの消し方によって生じるイベント。グッドコンビネーションとバッドコンビネーション、スーパーアーツ＝得意技の3種類がある）を覚えることができれば、かなりハマれるはずだ。
また、パズルゲームの重要なポイント──誰にでも愛されるキャラとシステム──も、キャラでは合格、システムもまあ合格ということで、トータルの完成度は高い。パズルゲームが好きな人はもちろん、おもしろいゲームを探している人にもお勧めできるソフトといっても過言ではない。 しかし、気になる点がないわけではない。シェアウェア登録料が1,200円とやや高いことと、試用期間中の制限が多いこと。このあたりのバランスをもう少し取ってもらえれば、文句なしといえるだろう。 （芹澤 亮）
《スクリーンショット》 まずは、PLACTICEモードできっちりコンビネーションなどを覚えよう 《スクリーンショット》 ゴールラインより下にすべてのブロックが入った方が勝ちとなる 《スクリーンショット》 キャラクタ選択画面。試用期間中は「PHEW」しか使えない 【作 者】 山口 修平 さん 【作者のホームページ】 http://plaza.across.or.jp/~mt-mouth/ 【補 足】 試用期間中は、すべてのキャラクタ、ステージが使えないなどの機能制限がある |
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