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ベクターソフトニュース - 1999.06.23
WAFF Expander WAFF Expander Ver.1.0.9
Webアーカイブを、階層構造を持ったままハードディスク上へ展開するユーティリティ
Macintosh PPC シェアウェア
WAFF Expander の動作画面
■Webアーカイブを個別のファイルに切り出してハードディスク上へ展開

Microsoft Internet Explorer(IE)を便利に活用するためのユーティリティ。

IEでは、ファイルメニューから「別名で保存」(名前を付けて保存)を選ぶことで、お気に入りのWebページを自分のハードディスク上にWebアーカイブ、HTMLソース、テキストの各種形式で保存しておくことができる。この「Webアーカイブ」というのは、IE独自のファイル形式(WAFFファイル)で、Webページのテキスト、画像、ムービーなどを保存することができるようになっている(IEのキャッシュファイル自体もこの形式で保存されている)。

ところが、WAFFファイルでは、上記の要素をすべて1本のファイルにまとめた形式で保存するため、あとで画像データのみを取り出すというようなことができない。「WAFF Expander」を使うことで、このWebアーカイブ形式としてまとめられたHTMLファイル、画像データ、ムービーなどを個別に切り出し、ハードディスク上にWeb上と同様の階層化されたソースファイルに展開することができるようになる。

また、通常、WAFFファイルはリンクがあっても、オフラインではそのリンクをたどることはできないが、保存されたWAFFから「WAFF Expander」がサイト構成を再現するため、オフラインでもリンクをたどることが可能になる。

reviewer's EYE 30KBあまりと非常にコンパクトなファイルサイズで、使用方法もいたって簡単なユーティリティである。IEで保存されたWebアーカイブファイルを「WAFF Expander」へドラッグ&ドロップするだけだ。展開されたファイルは、「WAFF Expander」と同じ階層にある「MyWeb」フォルダの下に階層構造を保って保存される。また、展開されたおのおののファイルのクリエータは、「WAFF Expander」の設定画面から、HTML、JPEG、GIF、PNG、MIDI、サウンド・動画のそれぞれについて好みのものに変更することが可能だ。

前述したように、IEのキャッシュファイルは、Webアーカイブ形式で保存されており、フリーソフトやシェアウェアのキャッシュ展開ユーティリティもこれまで存在しなかった。「WAFF Expander」は、Webアーカイブを展開することで、IEを何倍にも便利に使いこなせるようになる。キャッシュファイルを展開し、RAMディスクへ置くことによるアクセスの高速化をはじめ、IE自身が持つページの自動巡回機能と組み合わせて、毎日見るようなニュースサイトや情報サイトといったページを展開して保存することが可能になる。

また、素材集や写真集の掲載されたサイトをWebアーカイブとして一括でダウンロードし、それをあとでゆっくり切リ出すといった用途にも使える。

IEでは、Webアーカイブはそれ単独で独立したサイト構成が保存されているだけで、複数のWebアーカイブを有機的に結びつけるということはできない。しかし、「WAFF Expander」をつかうことで、展開された形式で、ハードディスク上に、複数のWebアーカイブから切り出したサイトの構成を展開して有機的に結びつけることも可能になる。

Internet Explorerを使いこなしたいユーザには必須のユーティリティといえるだろう。
(宮原 公文)


スクリーンショット》 IEで「別名で保存」(名前を付けて保存)を選ぶと、Webアーカイブ形式によるサイトの保存ができる
スクリーンショット》 WAFF Expanderでは、展開されたファイルのクリエータを指定することができる。設定項目はこれだけとシンプル


【作 者】 有田 幸生 さん
【作者のホームページ】 http://www.interq.or.jp/blue/yukikun/
【補 足】 試用期間中は、展開できるのは50回まで(それ以上の展開には登録が必要)。通常、シェアウェア料金は1,000円だが、6月30日までは、キャンペーン期間中につき500円で登録が可能
ソフト作者からひとこと
■ソフト開発の動機

以前から、Internet ExplorerのWebアーカイブ保存機能は便利で使っていたのですが、個別のファイルに切り出せないことが難点でした。これを解決すべく作成したのがきっかけです。あとになって、いろいろな使い方ができることがわかってきたので、自分自身でも当初予想しなかった便利さが享受できるようになりました。

■開発などに苦労した点

埋め込まれたページのリンクはIEが内部で処理しやすいようにやや特殊な形式になっています。これをファイル復元のときに、どこまでどう直すかはやや苦労した点です。相対リンクはかなりうまくいっていると思います。

苦労した点といえば、開発よりも実はどうやってこのソフトのことを広めるか、ということなんです。フリーソフト、シェアウェア作者の方はみんなそうだと思いますが、現実的な問題として、苦労して作ったソフトを公開しても、ダウンロードしてもらっても、無反応であったり、シェアウェアフィーも来ず、ただただ失望することが圧倒的に多いのです……。

そういうわけで、500円の半額キャンペーンを行ったりと、いろいろと宣伝には苦労しました。いや、現在も苦労しているところです(笑)。

■ユーザにお勧めする使い方

基本的には、素材集などを一括でダウンロードしたものを、中に含まれている画像などを切り出したり、ニュースなどのコンテンツを収集して切り出し・情報整理を行うというのがポピュラーだと思います。

さらに、IEは、キャッシュファイルや購読(自動巡回)の保存ファイルにもWebアーカイブ形式を使っています。ですから、キャッシュの復元や、自動巡回してダウンロードしたサイトの中のコンテンツを切り出すときにも便利だと思います。詳しくは「WAFF Expander」のWebページ(http://www.interq.or.jp/blue/yukikun/software/waffexpander.html)の解説をご参考になさってください。

■バージョンアップ予定

メジャーバージョンアップの前に細かなバグを徹底的に叩くようにしていますので、しばらくはマイナーアップデートが続くでしょう。その後の予定は……楽しみにしていてください!
(有田 幸生)
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