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	ベクターソフトニュース - 1999.06.09

	Time Trooper　Ver.1.03 マシンの稼働状況管理とWindowsの各種制御が行える常駐ソフト ■Windows 98　■フリーソフト

	■メインのLog Viewer画面。この画面から各種統計データを表示できる タスクトレイに常駐し、Windowsの開始・終了時刻ログをとるソフト。ログのデータから統計を行い、グラフ表示することできる。そのほかオートシャットダウン、オートリブートをはじめ、Windowsを制御する数多くの機能を持つ。 起動・終了、稼働時間などのデータは逐一ログに記録され、日別や曜日別などといったカテゴリーごとに統計データとして閲覧できる。ログデータをHTMLファイルやテキストファイルとして出力することも可能だ。 稼働状況管理以外の機能としては、時刻指定などでシャットダウン、再起動などが行えるShutdown Timer機能、インターネット上のタイムサーバに内蔵時計を同期させる時刻合わせ機能、起動時に最近使ったファイルやTEMPフォルダおよびごみ箱の内容を削除する機能、ウィンドウのタイトルバーに時計を表示する機能などがある。タスクトレイアイコンの右クリックからの即時シャットダウン、再起動、さらにはスクリーンセーバの実行やシステムスタンバイモードへの移行なども行える。 また、「Time Trooper Controller」というコントローラが存在し、これに直接コマンドを送ることで、メニューからは設定できないコマンド（「Time Trooper」の監視終了など）を実行することができる。 ●

	メイン機能である起動・終了のログを保存し、統計化するということがどういう意味を持つのか、筆者にはいまひとつピンとこなかった（これは、筆者のメインマシンがリソース不足でしょっちゅう再起動しているせいもあるだろう）。13種類もの統計パターンが用意されているので、結果を眺めているだけで楽しいといえば楽しいのだが……。ただし、「Time Trooper」の付加機能のいくつかはかなり便利だと思った。 例えば、ネットワーク経由の時刻合わせ。よく使われるタイムサーバがデフォルトでいくつか組み込まれているので、これから選択するだけで一定時間ごとに時刻合わせをしてくれる。また、最近使ったファイルやごみ箱の内容を起動時に消してくれるのも便利。それぞれ独立して指定できるから、TEMPだけは毎回起動時に消して、あとは任意に消すということも可能だ。 さらに、指定時刻でシャットダウンや再起動ができることを考えると、テレホーダイ時間限定でWebサーバを稼働させる、なんてのもイケるかもしれない。ほかに、開いているウィンドウをすべて閉じる、などの機能もあって、タスクトレイアクセサリとして使うだけでも結構おいしいアイテムだ。 （藤田 洋史） 《スクリーンショット》　日別稼働時間統計画面。このほかにも計13パターンで統計がとれる 《スクリーンショット》　HTMLファイルへの出力結果。タイトルバーの年月日および時刻表示は「Time Trooper」の機能によるもの 《スクリーンショット》　タスクトレイから各機能を呼び出す 《スクリーンショット》　時刻合わせの設定画面 【作　者】 Alysh　さん 【作者のホームページ】 http://alysh.system.to/ 【動作に必要なソフト】 VB 6.0ランタイム（SP3）

	■ソフトを開発しようと思った動機 日頃パソコンを使っている中で、「いったいどのくらいの時間電源を入れているのだろうか？」と気になりはじめたのが、このソフトを作成してみようと思ったきっかけです。 ■開発中に苦労した点 再ログオン時の起動時刻算出の処理にとても苦労しました。再起動を延々と繰り返してテストするのには時間もかかり、大変でした。 ■ユーザにお勧めする使い方 「Shutdown Timer」という機能がありますが、これを有効活用することによって、より便利になると思います。例えば、「時間がかかる処理を終わらせてから自動でパソコンを切る」といったことができるようになります。 ■今後のバージョンアップ予定 今後の予定としては、 動作をさらに速く快適にする Windows NTでも動作するようにする 等を計画しています。追加してほしい機能などがありましたら、どしどしお寄せください。 （Alysh）
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