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ベクターソフトニュース - 1999.05.22
WinRAR WinRAR 日本語版 Ver.2.50
高圧縮率を誇るRAR、およびZIPに標準対応するアーカイブソフト
Windows 98/95/NT シェアウェア
WinRAR の動作画面
■メイン画面。ツールバーのボタンは開くファイルのタイプに感応して変化する

“LZHより圧縮率が高く、ZIPより速い”という触れ込みで登場したアーカイブ形式“RAR”を扱えるソフト「WinRAR」の最新バージョン。

RAR形式に加え、このバージョンでは新たにZIP形式の圧縮・解凍を標準でサポート。これは、外部DLL方式ではなく、InfoZipルーチンの内蔵によるものだ。また、それぞれに別途ファイルが必要になるが、LZH、CAB、ARJ形式のファイルも扱うことができる。

従来のバージョンと同様、配布アーカイブファイルにはGUI版とCUI版が同梱されているが、Windows 3.1+Win32sのサポートは打ち切られ、Windows 95/98/NT 4.0用の32bitバージョンのみとなった。なお、ZIPファイルに関しては、GUI版のみのサポートで、CUI版では扱うことができない。

ツールバーやリスト表示のアイコンなど、外観は従来バージョンから大きく変化。特に大きいのは、Windowsシェルとの統合ができるようになった点で、これにより、ドラッグ&ドロップ操作で書庫を追加したり、エクスプローラからの右クリック操作でダイレクトに書庫を作成する機能が追加された。そのほか、お気に入りや履歴メニューなども追加されている。

RARの得意技である、指定サイズによる分割書庫(マルチボリューム)も健在だ。また、試算コマンドの装備によって、ZIPまたはRARで圧縮した場合、どの程度の圧縮率が得られるのかをすぐに確認できるようになった。書庫の修復やロック機能などの便利な機能も搭載する。

reviewer's EYE RARは、LZHやZIPほどメジャーではないが、一部のユーザには根強い支持を受けている圧縮形式だ。圧縮率の高さ、速度もさることながら、任意の指定サイズに分割できることと、強力なパスワードが設定できる点が特定ユーザの用途にマッチしたのだと思う。

実際、筆者もついこの間までは「WinRAR」をきちんと使ったことがなかった。試用版をインストールしてある程度使い、すぐまたアンインストールという具合だった。それがいまやハードディスクに居座るようになっている。

「WinRAR」の機能はかなり強力だし、圧縮率も速度も申し分ないと思う。それがいまひとつ浸透していないのは、RARしか扱えなかった点と、ユーザインタフェースに多少クセがあったせいではないかと思われる。それも今回のバージョンアップでほぼ解決した。エクスプローラとの連携もきちんとサポートしたし、ZIPも内部組み込みになった。LZHやCABファイルも、別途ファイルを用意することで、解凍は可能になっている。あと足りないものは「WinZip」のようなウィザードモードと、誰にでも興味を抱かせるようなセールストークだろうか。
(藤田 洋史)


スクリーンショット》 過去に編集したファイルは履歴に残る
スクリーンショット》 CAB、ARJ、LZH形式のファイルも扱える
スクリーンショット》 「WinRAR」をインストールすると、RARファイルのプロパティはこのように表示される


【作 者】 RarSoft(Eugene Roshal) さん/WinRAR Japan さん
【作者のホームページ】 http://www.rarsoft.com/http://www.diana.dti.ne.jp/~winrar/
【動作に必要なソフト】 RAR、ZIP以外を扱う場合は、LHA.EXEなど、それぞれの対応形式に必要なファイル
【補 足】 試用期間は40日間。レジストすると、RARファイルで信頼証明情報を使うことができるようになる
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