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	ベクターソフトニュース - 1999.05.15

	Perfect Keyboard LITE　Ver.3.0 キーボード＆マウス操作のマクロ化ユーティリティ ■Windows 98/95/NT　■シェアウェア

	■メイン画面。マクロや置換文字列の設定はツールバーで行える キーボード操作とマウスの動きをマクロとして記録・保存して、いつでも必要な操作を呼び出し、実行することができるソフト。 アプリケーションの起動や文字列の置換・挿入など、特定の操作をマクロとして登録しておくことができる。登録されたマクロはエクスプローラライクなウィンドウでツリー構造として管理。実際にその操作を行わなくても、マクロにより実行する。 必要に応じてマクロの編集・加工も可能で、例えば、操作記録中に生じた操作ミスを取り除いたり、記録したマクロに特定の操作を追加することも簡単に行える。 マクロの起動方法には2種類が用意されている――ひとつはマクロに対応するショートカットを作成する方法、もうひとつは特定のコマンドテキストを入力してスペースを押すことにより起動する方法だ。 “LITE”版のほかに、より多くの機能を搭載した“PRO”版もある。 ●

	このソフトには、（1）キーボードやマウス操作の自動化、（2）キーボード入力補助、のふたつの柱がある。筆者としては、“.mail”と入力すると自分のメールアドレスを入力してくれたり、メールの書き出しの「まいどお世話になります」のような定型文を“.maido”＋スペースで変換してくれる文字列置換機能が気に入った。別に“.（なんとか）”でなくてもよいのだろうが、通常の入力作業中にいきなり変換されても困るので、なるべく拡張子になりそうもないような単語で登録した方がいいだろう。 ただ、このソフトで問題になるのが英語版だということ。スクリーンショット でもわかるように、入力した日本語が文字化けしてしまうのだ。ただし、これには解決策がある。各フォルダごとのプロパティにおいて、マクロ名や説明のフォントを変更できるのだ。Folder Properties の中にある Advanced タブがそれだ。この スクリーンショット は、表示フォントをMSゴシックにしてみた例。このように変更すればOKだ。ヘルプやデモ画面が英語なのは、筆者としては我慢ができるのだが、せめてメニューくらいは日本語化してくれればいいのだが、と思った。 なお、LITE版とPRO版との機能的な違いは、サポートするコマンドがPRO版の方が多いなどのほか、いくつかある。くわしくは、こちら に掲載されている。 （藤田 洋史） 《スクリーンショット》　コマンドテキスト＋SPACEバーの動作で定型文字列やメールアドレスを自動入力 《スクリーンショット》　マクロ名や説明文、置換文などのフォントは日本語フォントに変更することができる 【作　者】 （株）広明社（開発はチェコ ・ Pitrinec Software 社） 【作者のホームページ】 （株）広明社 ： http://www.komkom.com/kom/／Pitrinec Software 社 ： http://www.softwareutilities.com/ 【シェアレジ作品番号】 LITE ： SR010263／PRO ： SR010265 【補　足】 試用期間は30日間

	■ソフトを開発しようと思った動機、背景 毎日、パソコンを使って仕事をしていまして、ふとあるとき、同じ動作を日に何回も、しかも毎日やっていることに気がつきました。これらを簡単にワンタッチで、例えば反復が多い作業を自動化したり、キーボードのタイピングを最小限にすますことができれば、日々の仕事がだいぶ省力化でき、「楽できるな」と思い、このソフトの開発をすることにしました。 ■開発中に苦労した点 どんなソフトでも使えるようにするのにまず、苦労しました。また、このソフトはパソコンでの作業を簡単にするためのものなので、このソフト自体の使用方法が難しいのでは、本末転倒になってしまうので、簡単に扱えるソフトにすることにかなりの労力を使ったと思います。 ■ユーザにお勧めする使い方 姉妹ソフトの「Perfect Menu」（右クリックしたときに出るコンテキストメニューの多機能化ソフト）と「Perfect Screens」（多機能ランチャ）を組み合わせて使っていただくと、さらにパソコンでの仕事が楽にできると思います。「Perfect Keyboard」でショートカット化したものを「Perfect Menu」でコンテキストメニューに登録したり、「Perfect Screens」でランチャのボタンとして登録したりできます。 ■今後のバージョンアップ予定 もっともっと楽してパソコンで仕事したいと思いますので、機能アップはどんどんしていく予定です。 （株式会社 広明社）
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