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ベクターソフトニュース - 1999.04.28
Wnn98 for Windows95/98/NT4.0 Wnn98 for Windows95/98/NT4.0 R3.0
UNIX環境でのデファクトスタンダードIMEのWindows 98対応版
Windows 98/95/NT シェアウェア
Wnn98 for Windows95/98/NT4.0 の動作画面
■ボタンとメニューを組み合わせた使いやすいツールパレット

Windows 95/98/NT4.0に対応した日本語入力IME。UNIX上の日本語入力システムとしてよく知られる「Wnn6」の技術を活かし、Windows環境でも同等の機能を提供する。「Wnn」は「うんぬ」と読む。

IMEとしての最も特徴的な機能は、途中で入力を区切ることなしに日英混在文章を一括変換できる「日英まるごと変換」機能で、特に英単語を使うことが多いコンピュータ関係などの文章入力に効果的だ。また、Visual C++上などでコメントを入力する際、自動的にIMEがONになるようなエンジニア向けの機能や、設定した特定アプリケーションの特定フィールドの入力に対してIMEをON/OFFする機能などもある。

そのほか、ATOK、MS-IMEなどの代表的なIMEのキーバインドをサポートする機能、郵便番号辞書、読みのわからない文字を手書きによって部首変換入力できる機能、企業名・団体名をURLに変換する機能など、他のトップクラスのIMEと比較しても十分に対抗できるだけの機能を備える。

UNIX IMEのデファクトスタンダードと呼べるだけあって、UNIX上の「Wnn4」「Wnn6」と同じキーバインドや、「Mule」(UNIX環境における代表的エディタ)のキーバインドをサポート。UNIX上におけるユーザ辞書をコンバートすることなしにそのままWindows環境でも利用できる。

reviewer's EYE Windowsばかり使っている人にはあまりなじみのない名前のソフトかもしれないが、UNIXを使っている人であればまず知らない人はいない、それほど有名な日本語入力システムがこの「Wnn」だ。

IMEの変換効率が向上した現在、数多くの日本語入力IMEの中からひとつを選び出す条件は、もはや慣れや好みといった「感性」の部分が比重を占めるようになってきた。はっきりいってもう、変換効率とか機能とか、そうした問題はあまり大きくないのではなかろうか――これはもちろん「Wnn98」の変換効率が他に比べて悪いなどという意味ではない。むしろ筆者が試用した範囲では、非常に効率的な変換を行ってくれた。

折しも最近はLinuxやFreeBSDに代表されるPC-UNIX系OSが大流行している。だが、Windows上とUNIX上とで同じ操作性を実現するIMEは、まだまだそれほど多くない。このような中「Wnn」はこれを実現しているわけで、これらのOSを使い分けている人にはとても便利な存在といえるだろう。作者のオムロンソフトウェアでは、「cWnn」「kWnn」といった中国語、韓国/朝鮮語などの他国語IMEも発売しており、これらとの組み合わせでマルチリンガル環境を構成できる点に魅力を感じる人もいるだろう。
(天野 司)


スクリーンショット》 このような文も一発で変換できる(日英まるごと変換機能)
スクリーンショット》 プロパティ画面。各種IMEのスタイルが登録済み
スクリーンショット》 手書きによる部首検索画面


【作 者】 オムロンソフトウェア(株)
【作者のホームページ】 http://www.omronsoft.co.jp/Wnn98のページ
【シェアレジ作品番号】 SR009984
【補 足】 試用期間は30日間。試用期間中は機能制限等はないが、30日を過ぎるとIMEとして使用できなくなる
ソフト作者からひとこと
ソフトを開発しようと思った動機、背景

「Wnn」は元々UNIX用に開発されたFEP(IME)で、UNIXメーカのSun、SGI、IBMに標準バンドルされるなど、業界標準として高い評価を得ています。この「Wnn」のすばらしさをWindowsユーザの皆様にも体感していただこうと、Windows対応の「Wnn98」を開発しました。

開発中に苦労した点

UNIXの資産を活かしながら、WindowsへPortingすること、いろいろなアプリケーションでの動作確認などです。

ユーザにお勧めする使い方

UNIXのユーザは、UNIX上のユーザ辞書をそのままWindowsでも使うことができます。また、「Wnn」は、長い文章のかな漢字変換に特に威力を発揮しますので、効率よく文書を作成できます。

ほかにも、日本語と英語を混ぜて入力しても正しく変換できる“日英まるごと変換”や、UNIXの標準的なエディタである“Mule”のキーバインド対応など、Windows/UNIXユーザともに使いやすい機能が満載です。

今後のバージョンアップ予定

まだ、詳しくは未定ですが、現在これまでにない革新的(?)な入力方式を実現したIMEを開発中です。今年中(?)にご案内できれば、と考えております。
(オムロンソフトウェア(株) ソフトウェアプロダクト営業部)
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