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ベクターソフトニュース - 1999.04.07
Pmacs Pmacs Ver.1.00
レイヤ機能の搭載などで、より強力になったフォトレタッチソフト
Windows 95 シェアウェア
Pmacsの実行画面
メイン画面。ウィンドウはすべてフローティング状態になる

フルカラーのビットマップ画像を編集するためのフォトレタッチソフト。以前よりフリーソフトとして公開されてきたが、大幅な機能強化を経て今回のバージョンからシェアウェアとなった。

「Pmacs」の特徴である、すべてのウィンドウがフローティングウィンドウとして動作するという点は今回のバージョンでも変わらないが、機能的には大きな進歩が見られる。最も進歩したのは、レイヤ機能を装備した点。しかも各レイヤ間で加算や乗算などの演算をサポートする、かなり本格的といってよいレイヤ機能だ。

いわゆるお絵描きソフトに見られるような多彩なペン先定義は持たないものの、グラデーションなどの描画能力もなかなか強力だ。フィルタや変形、無制限のアンドゥ機能などといった、フォトレタッチ向け機能も充実している。これ以外にも、イメージスキャナからの入力機能を含め、数々の機能を搭載しており、機能面での不足を感じることはないだろう。

さらに、ソフトウェア全体がモジュール構造になっており、機能の追加や削除が自由にできる、といった点も継承されている。

reviewer's EYE 「Photoshop」や「Paintshop Pro」の例を見てもわかるように、市販のフォトレタッチソフトは、バージョンを追うごとにどんどんと高機能化されてくる。もはや個人レベルで製作しきれるような規模ではないと思っていたのだが、なかなかどうして「Pmacs」のような高いレベルのソフトが登場してくるのだから驚きだ。

実際に「Pmacs」の機能は、普通に画像編集用として使うならほぼ不足を感じないほどに充実しているし、その使い勝手もよく考えられている。また、Susie plug-in を利用できるなどといった機能は、オンラインソフトならではの柔軟性といえる。

だが、高機能化はまた、ソフトの動作が重たくなるという欠点も併せ持つ。例えばレイヤ機能のサポートや、無限アンドゥ機能などは、便利ではあるが、反面、動作の軽快感を失わせてしまうことにもなりかねない。

筆者の個人的意見としては、少なくともフォトレタッチソフトの場合、高機能化/重厚化という方向性はあながち間違っていないように思う。本当に必要な機能を省略してしまったためにわざわざ別のソフトを起動するのでは本末転倒であるし、「Pmacs」は、それ単体でほとんどの編集作業をこなしてのけるだけの機能を持っているからだ。
(天野 司)


スクリーンショット》 新設されたレイヤ機能。レイヤ数の制限はない
スクリーンショット》 各種のツールウィンドウ(一部)


【作 者】 末次 和孝  さん
【作者のホームページ】 http://www.asahi-net.or.jp/~gv9k-setg/indexj.html
【シェアレジ作品番号】 SR009335
【参考記事】 週刊ソフトニュース 97.10.30号
ソフト作者からひとこと
ソフトを開発しようと思った動機、背景

画像処理ソフトは以前から取り組んでみたいと思っていたテーマでしたが、同じ作るのならできるだけ独自性・汎用性があって、何でもできるようなソフトにできないか、と考えていました。そのとき、プラグインを用いたソフト開発法のアイデアがあり、これには画像処理ソフトが非常に相性がよさそうでしたので、その実験検証を兼ねて、「Pmacs」の開発に着手しました。

プラグインによるソフト開発の実験についてはもう1年ほど前で、やりたいことはだいたいやりつくしましたが、できるだけ安価で気軽にCG作成に取り組めるようなソフトにするため、インタフェースの改良や機能拡充に取り組み続けています。

開発中に苦労した点

WindowsのようなGUI環境で本格的なソフトを開発するのは「Pmacs」が初めてでしたので、その情報収集には結構苦労しました。また、プラグインを用いたソフト開発に挑戦したのですが、そのためにできるだけ汎用的に使える仕様を検討する必要があり、普通のソフト開発に比べて、仕様検討の部分で多くの時間が必要となりました(一度仕様ができあがってしまうと、機能を増やすのもかなり楽にできますが)。

ユーザにお勧めする使い方

Web上で用いる画像を作成するのに便利な機能をいろいろ用意していますし、デジカメなどで撮影した写真におもしろい効果を加えることもできますので、Web上でオリジナルな画像を使ってみたい人にはお勧めできると思います。また、まだ不十分ですが、CG作成のための機能も一通りそろっていますので、「Photoshop」などの高価なソフトは手が出せないが、ちょっとCG作成を試してみたい人にもお勧めです。

今後のバージョンアップ予定

手軽におもしろい画像が作成できる機能から、本格的なCG作成に必要な機能まで、まだまだ実現したい機能はたくさんあります。画像処理はアイデア次第でいろいろな処理が考えられますので、バージョンアップのネタには困らないと思いますが、これさえあれば画像関係のことは何でもできるような統合的画像処理環境を提供できるソフトになるよう、バージョンアップしていきたいと考えています。
(末次 和孝)
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シェアウェアプロレジ・シェアレジ(3,888円(税込))
Pmacs 1.05 拡張性の高いフルカラーグラフィックエディタ (2,153K)




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