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ベクターソフトニュース - 1999.04.07
DiskX Zip PRO DiskX Zip PRO Ver.1.04
シェル強化機能など便利な機能を満載した、簡単操作の圧縮・解凍ソフト
Windows 98/95/NT シェアウェア
DiskX Zip PROの実行画面
「DiskX Zip PRO」のメインといえるDX書庫エクスプローラ。アーカイブファイルもフォルダと同様に扱える

IME「WX」シリーズやディスク圧縮ユーティリティ「DiskXII」などで知られるエー・アイ・ソフトの作った圧縮・解凍ソフト。

アーカイブファイルをフォルダとして扱える書庫エクスプローラ、右クリックで呼び出すコンテキストメニューの拡張、エクスプローラ風FTPクライアント、シェル強化機能、ドラッグ&ドロップ操作だけで圧縮・解凍ができる簡単圧縮および簡単解凍、常駐型メモパッドの7種のツールが1パッケージになっている。

メインとなるDX書庫エクスプローラでは、あたかもフォルダであるかのようにアーカイブファイルを操作できるのが特徴。RARなど一部の形式のファイルは「DiskX Zip PRO」をインストールしただけでは扱えないが、対応したDLLを別途入手すれば操作可能で、Ver.1.04では計11種の形式に対応している。このなかにはLZHに加え、ZIP、CABなど、現在よく使われる形式は当然のように含まれる。ファイルを圧縮した上で、メールソフトを起動し、添付用の新規送信ファイルを作成するまでの操作を右クリックから容易に行える機能も装備する。

また、シェル強化では、コモンダイアログを拡張し、ツリー表示にしたりすることができるなど、便利に改造できる。

なお、シェアウェア版の「DiskX Zip PRO」のほかに、シェル強化などを省き、主に圧縮・解凍のみに機能を限定したフリーソフト版の「DiskX Zip」もある。

reviewer's EYE 歴史の長い「DiskX」シリーズの一員だけあって、さすがにこなれたユーザインタフェースを持つ。初心者向けにもわかりやすく、それでいて、上級者でもまったく不満のない多彩な機能という、一見背反することを見事に両立させている。

インストール時に「初心者向け」「上級者向け」「カスタム」といった選択肢があり、これによってデスクトップやユーザインタフェースが変化する。初心者向けでインストールしてもあとで設定変更ができ、ステップアップすることもきちんと考えられている。

ドラッグ&ドロップ操作だけで圧縮・解凍ができる「簡単」ツールが付属しているが、これはWindowsに関してある程度の知識を持つ人にはほとんど必要がないかもしれない。少なくとも、エクスプローラを使ってファイル整理ができるような人なら、書庫エクスプローラかコンテキストメニューからの拡張コマンドによってアーカイブファイルを処理することができる。

シェル強化機能はコモンダイアログを拡張するため、他の同種ユーティリティと競合する可能性があるのだが、筆者が日頃使用している「Dialog++ for Windows95/98」の動作をきちんと検出し、警告を出してきたのには感心した。
(藤田 洋史)


スクリーンショット》 拡張された右クリックメニュー。圧縮、解凍、メール送信も右クリックからすぐに行える
スクリーンショット》 コモンダイアログを拡張して便利に使える
スクリーンショット》 ユーザのスキルに応じて環境設定を変更できる


【作 者】 DiskX Zip 開発チーム
【作者のホームページ】 http://www.aisoft.co.jp/dxzip/
【補 足】 各種アーカイブ用のDLLは、統合アーカイバ・プロジェクト よりダウンロードできます
ソフト作者からひとこと
ソフトを開発しようと思った動機、背景

「これひとつあればすべてOK」というツールを目指そう、というのが動機、背景です。数多くの圧縮・解凍ユーティリティが存在しています。しかし、それらを使ってみたところ、どれも一長一短なんです。例えばあるツールでは、ある書庫形式の、ある圧縮形式だけが解凍できません。また、あるツールでは、ある書庫形式でのみはロングファイル名が扱えないのです。また、書庫の形式というのは非常にたくさんあります。そのため、いくつものツールを使い分けないとならない、というのが現状です。そこで、どんな書庫形式でも扱える完璧な圧縮・解凍ユーティリティが必要だ、というのが動機です。

また、圧縮・解凍の機能だけでは、フリーソフトと同じですので、いろいろな便利な機能を追加しました。

  • 書庫の中身を通常のファイルのように表示できる書庫エクスプローラ機能
  • 共通ダイアログのカスタマイズ機能
  • エクスプローラやマイコンピュータの表示のカスタマイズ機能
  • FTPクライアント機能
  • ホームページの更新機能
  • 付箋紙機能

などなどです。一つひとつがそれぞれシェアウェアとして売られているようなものですが、これらすべてをセットしてもシェアウェア1本分程度の料金でOK、ということで「お買い得」になっています。

開発中に苦労した点

まず、「初心者から上級者まで幅広く使えるツール」を目指しました。初心者でも「一発!」で圧縮・解凍が行える「簡単圧縮」「簡単解凍」を用意しました。また、上級者のために、きめ細かなカスタマイズができるようにしてあります。このあたりのバランスの取り方が難しかったです。

圧縮・解凍では、いくつもの書庫の形式を同じ操作で扱うことができるようにすることです。ZIP形式ではパスワードが設定できますし、CAB形式などでは書庫内のファイルの削除ができない、といった違いがあります。

エクスプローラのショートカットメニューの拡張では、OSの違いに苦労しました。Windows 95の環境と、Windows 95+IE 4のシェル統合の環境とは、シェルが違います。また、Windows 98とも微妙に異なっています。こうした環境の違いによるチェックが大変でした。

共通ダイアログの拡張機能では、アプリごとにカスタマイズされた「ファイルを開く」ダイアログの対応に苦労しました。

ユーザにお勧めする使い方

「圧縮メール」機能がお勧めです。通常、電子メールでファイルを圧縮して送るとき、

  1. 送りたいファイルを圧縮する
  2. 電子メールアプリケーションを起動する
  3. 新規メールを作成する
  4. 新規メールに添付する

という手順を踏まなければなりません。

圧縮メール機能を使うと、送りたいファイルを選択し、ショートカットメニューから「圧縮メール」を選択するだけで、これらの操作を一発で行うことができるのです。また、送りたいファイルをドラッグし、デスクトップの「圧縮メール」アイコンにドロップすることでもOKです。ぜひ、お試しください。

今後のバージョンアップ予定

今後の予定としては、次のようなものがあります。

  • 他の書庫形式への対応 .... 現在の段階で11形式に対応していますが、さらに多くの書庫形式に対応していく予定です。
  • 処理の高速化 .... 圧縮・解凍、表示、などの各種処理の高速化を行っていきたいと思っております。
  • 新機能の追加 .... 利用してくれているユーザさんからの機能の要望のための専用メールアドレス(dxzip@aisoft.co.jp)を用意しています。お寄せいただいたご要望についてはこちらで検討し、バージョンアップの際に随時機能追加していきたいと思っています(現在のVer.1.04になるまでに、すでにいくつかの要望を取り入れています)。

どしどし、ご要望をお寄せください。

(DiskX Zip 開発チーム)
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