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画像をイラストタッチなどに変換するフィルタツール
Olive Version 1.02
for Macintosh 画像&サウンド VERSION UP シェアウェア 1,100円

Olive イラスト調をはじめとして計14のフィルタ効果がある 画像ファイルを読み込んで全体にエフェクト処理を行うツール。フォトレタッチツールに見られるフィルタ機能だけを取り出したようなものと考えればよい。したがってブラシツールに類する機能はなく、操作はメニューからコマンドを選びパラメータを指定するだけとなっている。

最大の“ウリ”になっているのは画像をイラスト風のタッチにするという点だが、そのほかにもモザイクやネガ化、ディフューズ(ぼかし)、シャープ化、グレースケール化といった13種類のフィルタ処理が可能だ。

PICT、PIC、BMPのほか保存時には独自形式を選べる 利用可能な画像フォーマットはMacintoshのPICT形式のほか、X68000シリーズのPIC形式およびWindowsのBMP形式(8、16、24、32ビット)。保存時にはこのほかにOlive独自の形式(非可逆圧縮方式)を選ぶことができる。

本ソフトはシェアウェアであるが、未登録状態でも機能的な制限はない。試用期間の目安は1ヵ月とのこと。OSはSystem 7(KT7)以降、CPUはPowerPCが必須となっている。また、Macintosh版のほかに、Windows 95に対応した「Olive95」もある。

reviewer's EYE 手持ちの素材を数点加工してみたところ、風景写真ではなかなか雰囲気のあるイラストタッチになったが、人物の場合はあまりうまくいかなかった。効果を決めるパラメータがいくつかあるので、使い込めばそれなりの結果が得られるものと思うが、ひと言でいえば「使い方は簡単だが、使いこなしは難しいソフト」ということになるだろう。

設定ダイアログボックスでは効果をイメージしにくい というのも、どの設定を変化させたらどういう効果が現れるかをユーザがイメージしにくいからだ。メニューやダイアログボックスの表記がすべて英語である点やパラメータ指定の多くが直接数値を入力するようになっていること、プレビュー機能がないことなどもあり、グラフィック初心者にはちょっと敷居が高い感じがする。

その一方で、パラメータを細かくいじって好みの効果を出すことができるし、モザイク処理ではモザイクのサイズ以外にいろいろな形を選べたり、ネガ化ではRGBのチャンネルごとに処理をしたりといろいろな使い方ができるので、中上級者には結構楽しめるソフトではないだろうか。手持ちのレタッチソフトのフィルタ機能を補うような使い方も考えられる。ただし、その場合は対応フォーマットが少ない点が弱点となってくるかもしれない。
(福住 護)

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ソフト作者からひとこと
Oliveは、レイトレーシング画像をアニメ調の画像に変換できないか、という要求から開発されました。ところが、完成してみたら、アニメ調というよりはイラスト調になってしまいました。このイラスト調の画像がまた、いい感じだったので、そのまま「よし」ということで、Oliveが完成しました。

Oliveにはイラスト調画像変換だけではなく、モザイク、ホワイトバランス調整、ぼかし、などなど、さまざまなフィルタ処理が備わっていますので、ぜひ一度お試しください。

OliveはMac版とWin版があります。
(1YEN Toru)

※ この記事は、98年9月24日に公開されました。


Download
「Olive」の最新版および関連ソフトです(ソフトのバージョンは、記事中で紹介したものと異なる場合があります)。なお、ソフトをダウンロードするには、右側の[Download]ボタン(または[http]ボタン)をクリックしてください。下線付きのソフト名をクリックすると、ソフトに関する詳細な解説が参照できます。

[an error occurred while processing this directive] 「Olive」は シェアレジ からシェアウェア送金できます
ベクター・シェアレジ・サービス Olive(for Mac) ベクター・シェアレジ・サービス Olive95(for Win 95)


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