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手軽に楽しめるコミカルなシミュレーションゲーム
WorldMaster Version 1.00
for Windows ゲーム NEW フリーソフト

WorldMaster 連続攻撃をくらえばいくらマスターでも敗北は避けられない 「マスターオブモンスターズ」の召喚システムと「大戦略」(ともにシステムソフト)のリアルタイムシステムをミックスしたようなシミュレーションゲーム。ただし、最近のシミュレーションゲームにありがちな「面倒くささ」がほとんどない点が特徴だ。

プレイヤーはランダムに配られるコインをもとに配下のユニットを呼び出し、そのユニットと魔法(こちらもランダムに配られるコインを使う)で敵対勢力を滅ぼして、島の統一を目指すのが目的。

コインの配布時にはいいコインが来ることを祈ろう このゲームでは、この「ランダム」という点がポイントになる。どのコインを手にするかまったくわからないのだから、運がよければ速攻で敵を殲滅できることもあるし、運が悪ければサクッと滅ぼされることもあるのだ。これがなかなか歯がゆく、それでいておもしろさを生み出す要素となっている。ある意味で、カードゲーム的なおもしろさといえるだろう。

reviewer's EYE 手元に配られたコインをいかにうまく活用するか――そこにすべてがかかっている。特にコインの配布がランダムなので、ひとつ間違えると即座に取り返しのつかない事態となり、敗北が濃厚になる。

魔法のコインを使うタイミングが重要 運よく「だいまどうし」や「じゅうそうへい」といった、最強ユニットを召喚するコインが連続して手に入れば別だが、そうでない場合、魔法用コインとユニットの的確な運用を行わないと、勝利は厳しい。ここが、カードゲームの要素を含みながらもシミュレーションゲームとして成立している点で、このゲームをおもしろくしている理由だ。

ただし、ルールが簡素化されるのと同様、ユニットも簡素化されているため、ユニットの特性があまり出てこないところが惜しまれる。また、滅びた敵の城を再利用することができないので、最終局面がだいたい端と端の勢力で争う形になってしまう。ここが改良されることがあれば、よりバリエーションのあるプレイを楽しむことができるようになるだろう。
(芹澤 亮)


ソフト作者からひとこと
「リアルタイムで進行するシミュレーションを作ってみたい」と思ったのが開発のきっかけでした。その背景には、某S社のリアルタイムシミュレーションゲームがあります。また、どれだけ操作やルールを簡略化できるか、ということにも焦点を絞って作りました。

一応、作者としては、「気楽に遊んで、気楽にやめる」という遊び方をお勧めします。カードゲームの潔さを意識したために、プレイヤーが簡単に負けることもあるようにバランスをとりました。ですから、絶対に勝てると思ってセーブやロードを繰り返すよりも、やり直してスカッと遊ぶ方が正しいかもしれません。

それから、マシンパワーには気をつかったつもりなので、なんとかWindows 95が動いている486マシンでも、まともに遊べると思います。

今後のバージョンアップの具体的な予定はありませんが、感想をもらえたら、次回作の参考にしたいと思っています。
(島崎 浩史(Dohm))

※ この記事は、98年9月10日に公開されました。


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「WorldMaster」の最新版および関連ソフトです(ソフトのバージョンは、記事中で紹介したものと異なる場合があります)。なお、ソフトをダウンロードするには、右側の[Download]ボタン(または[http]ボタン)をクリックしてください。下線付きのソフト名をクリックすると、ソフトに関する詳細な解説が参照できます。

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