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オフラインでのページ閲覧を可能にする自動巡回ツール
GetWeb Version 1.1
for Macintosh インターネット&通信 VERSION UP シェアウェア 2,000円

GetWeb ウンロードしたページが更新されている場合、リストの先頭に ネットサーフィンを自動化し、オフラインでのホームページ閲覧を可能にするオートパイロットツール。ページのURLを登録しておくと、指定の日時にしたがってそのページのデータをダウンロード、ローカルマシンのハードディスク上に記録する。一度ダウンロードしたページは、好きなときにオフライン状態で閲覧できるので、巡回日時に電話料金の安い時間帯や回線の負荷が低い時間帯を指定しておけば、通信コストを抑えるのに役立つ。

巡回パターンは3通り。回線の切断や電源オフも可能 巡回指定は3パターンの切り替えが可能で、リストにURLを登録する形で指定する。各リストには試用期間中は3件までのURLを登録可能。レジストすればリストごとに100件まで登録できるようになる。巡回リストへの登録は、URLを直接入力するほかに、NetscapeやInternet Explorerに登録したブックマークやお気に入りを読み込んだり、ブラウザに表示中のページから取得することができる。

ダウンロード終了時には、通信の切断、アプリケーションの終了、マシンのシャットダウンの3通りの処理が可能。このため、Mac本体の機能(「省エネルギー設定」コントロールパネルの「起動およびシステム終了予定)と組み合わせれば、起動〜巡回〜シャットダウンの完全自動運転が可能になる。

reviewer's EYE 巡回指定は各曜日のほか、毎日、平日、週末の中から選ぶことができ、巡回スタートはGetWeb起動時または指定した時刻となる。パターンが3通りというのは一見少ない感じもするが、実際にはあまり細かくしても管理が大変なので実用的にはまずまずのスペックといっていいだろう。

ダウンロードするファイルの種類やリンクレベルを指定できる この種の巡回ツールには必須の機能が、リンク先のページに対するダウンロードの制限だ。ほとんどのツールでは「Xレベルまで」というように階層的で制限し、外部サーバへのリンクついてはたどらないように設定できるようになっているが、GetWebでは外部サーバへのリンクについてもレベル数を設定できるのが特徴だ。ダウンロードするファイルが多少増えてもかまわないから広く浅く情報を収集したいといった場合に役立つ機能といえる。

また、ページのデータについてもダウンロードするデータを指定できる。HTML、GIF、JPEGおよびそれらの組み合わせ以外は選択用のリストに表示されないが、テキストボックスに直接指定することはできるようだ。

さらに、この指定ではワイルドカードを使うことができる。このため、ファイル名が特定の文字で始まるJPEG画像だけをダウンロードするといった使い方もできる。ページに掲載される画像の命名パターンが決まっているので必要なファイルだけをダウンロードしたいというような場合、きめ細かい指定が可能となる。

全体的に見ると比較的シンプルで、わかりにくいところもない。これからWebの自動巡回にチャレンジしようという初心者に特にお勧めしたい。
(福住 護)

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ソフト作者からひとこと
シンプルなダウンロードソフトがほしくて、このソフトを作成しました。ホームページのファイルをまるごとダウンロードする場合や、複数のホームページの更新情報をチェックする場合に非常に便利だと思います。PPP接続の場合には、夜間の自動運転もお勧めです。

利用者の方々のご意見・ご要望を参考に、さらに機能拡張してゆきますので、よろしくお願いします。
(芝本 浩一)


Download
「GetWeb」の最新版および関連ソフトです(ソフトのバージョンは、記事中で紹介したものと異なる場合があります)。なお、ソフトをダウンロードするには、右側の[Download]ボタン(または[httpD]ボタン)をクリックしてください。下線付きのソフト名をクリックすると、ソフトに関する詳細な解説が参照できます。

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