明るさやコントラストなど、最も基本的な画像調整は、初心者には難しいパラメータの設定は抜きで、プラス/マイナス方向のボタンだけで簡単に指定することが可能。「全体に暗い」「色がくすんでいる」など、ちょっと気になったときの修整なら十分に対応できる。

フィルタ処理では、プレビューによってメイン画面の画像に効果が反映されるので、確認しながらレベル調整を行うことができる。範囲選択の際に、大まかな領域（四隅）を指定したあとで、四角/角丸四角、だ円、三角と形状を任意に切り替えられるのも、ユーザ志向のユニークな特徴だ。フレームやマスクを使えるほか、バッチ処理にも対応するなど、（レイヤ機能を除いて）画像編集ツールとして必要な機能はほぼ押さえられており、初心者から中級者まで、幅広いユーザにお勧めできる。

さらに新しいフィルタの追加、対応ファイル形式の追加など、さまざまなプラグインが用意されており、必要に応じて機能を追加することも可能だ。