「インフォメーション」は、ユーザがあらかじめ登録した予定を、当日までの残日数とともにリスト表示するスケジュール管理ソフト。単純な残日数だけでなく、土日などの休日を除いた“営業日”ベースでの残日数を計算・表示してくれるのが特徴。予定にファイルやURLなどを関連付け、リストのダブルクリックなどですばやく開くこともできる。さらに、予定をカレンダー上に一覧表示させることも可能。カレンダーをそのまま印刷することもできる。

登録できる予定は「指定日」「毎週」「毎月」「毎年」の4種類。「毎月」では「毎月×日」といった日付指定のほか、「毎月第×月曜日」のような曜日指定、「毎月第×営業日」といった営業日の日数指定で登録することができる。「毎年」でも、日付指定と「毎年×月の第△月曜日」という曜日指定による登録を行うことが可能だ。

予定は「何日前から何日後までをメイン画面に表示するか」を指定することが可能。重要な予定の文字色を赤で表示したり、時刻が決まっているものは時刻を登録したりもできる。メイン画面には予定の対象日（締め切り）までの残日数も表示されるが、このときの残日数は、休日を除いた──つまり営業日だけの──日数で表示するオプションが用意されている。対象日が休日の場合は、前後にずらした日数を表示させることも可能だ。

予定にメモを設定することも可能。メモにはテキストのほか、ファイル名やURL、メールアドレスなどを登録できる。メイン画面で予定項目を選択するとメモの内容がチップ表示され、ダブルクリックなどで（メモに登録した）ファイルやURLを開けるようになっている。ファイルをパラメータ付きで開いたり、メールの作成画面を宛先メールアドレスや件名付きで開いたりといったことも可能だ。

予定やメモに、指定年からの経過年数を含めることも可能。例えば誰かの誕生日を登録する際、昭和45年生まれであれば「［s45］」のように記述すると、「41歳の誕生日です」などと表示してくれる。

そのほかにも、

• メイン画面の表示方法を切り替える（標準/シンプル）
• 予定一覧の表示・印刷
• メイン画面を定期的に最前面に表示する
• 早く処理できた予定を処理済みにする
• 予定を一時的に非表示にする

大きな特徴のひとつは「『あと何日』の計算から休日を除くことができる」という点にある。やるべき仕事の期限にはまだ時間があると思っていたら、実は休日を除くとそれほどなかった、などというのはよくあることだが、「インフォメーション」ではそれもしっかり把握できるというわけ。自宅のパソコンだけでなく、職場のパソコンにあるとうれしいソフトで、そのためもあってレジストリを使用しない作りになっている。リムーバブルメディアで持ち運んでの使用も可能だ。

機能もシンプルといえばシンプルなのだが、分単位でスケジュールをこなしているような超多忙な人はともかく、一日に二つか三つのスケジュールであればこれで十分というか、むしろ使いやすいと感じる人が多いだろう。

基本コンセプト
より多くの方に利用していただけるよう、できるだけ操作に戸惑わないように心がけています。また、パソコンで予定を管理することのメリットが活かせるよう工夫しています。

パソコンならではの便利な機能
2003年にVer.1.00を公開して以来、7年以上もの間少しずつ手を加えてきました。「インフォメーション」には、手帳やカレンダーに書き込んで管理する方法とは違った、パソコンならではの便利な機能があります。次の機能は一例です。

• 予定日までの残日数を表示してくれます
• 予定時刻にポップアップで知らせてくれます
• 毎週、毎月、毎年の定期的な予定を管理できます
• 誕生日に何歳の誕生日かを自動計算してくれます
• 予定からアプリケーションやURLを開くことができます

お寄せいただいたご要望や感想について
いただいたご要望から「やりたいこと」を想像し、どういう仕様・設計にすれば邪魔にならずに実現できるか、時には寝床に入って目を閉じながら考えるのはとても楽しいことです。私の技量不足や開発に割ける時間の都合等により反映できないことも多々ありますが、きちんと検討させていただいておりますので、ご容赦ください。

また、メールでお寄せいただいた感想には個別にお返事はさせていただいておりませんが、とても励みになり、感謝の気持ちでいっぱいです。ご連絡いただいた方をはじめ、利用してくださっているみなさんに、この場をお借りしてお礼申し上げます。

「インフォメーション」がみなさんのお役に立てるソフトになればうれしいです。