「Radikool」は、パソコンでラジオ放送を聴くことのできるサービス「radiko」専用のプレイヤー。現在、radikoサービスを受けられるのは東京・大阪エリアに限られるが、「Radikool」では、聴取できる放送局を起動時に自動取得してくれる。

ソフト本体（メイン画面）は、バータイプのコンパクトなウィンドウ。バー上には、現在聴取中の放送局名や番組名が表示される。再生、音量調節、録音などの操作は、メイン画面に配置されたボタンで行える。さらに、メイン画面のコンテキスト（右クリック）メニューまたはタスクトレイメニューからは、選曲や録音操作、番組表の表示、予約一覧の表示などを行うことが可能だ。

録音は、聴取中の番組を録音できるほか、予約録音を行うことも可能。予約録音の設定方法はいくつかあるが、最もわかりやすく、簡単なのが「番組表」からの予約。メニューで「番組表」を選択すると、当該エリアで聴取可能な放送局の番組表が表示される。番組表には、番組ごとに「平日」「毎週」「録音」のボタンが用意され、平日の帯番組をすべて録音したり（「平日」）、週1回の番組を毎週録音したり（「毎週」）、1回限りの番組を録音したり（「録音」）といったことを簡単に設定できるようになっている。

保存時のファイル形式は、MP3/AAC/FLVを指定することが可能。ファイル名は「年」「月」「日」「時」「分」「放送局名」「放送局略称」「番組名」「曜日」などを使って、ユーザがカスタマイズできる。ファイルの保存には「FFmpeg」を使用するが（「Radikool」の配布アーカイブに同梱されている）、「FFmpeg」のオプションを細かく設定することも可能だ。

特徴は録音、しかも予約録音ができることだが、その方法はスマートだ。特に番組表からの予約は、帯番組や週1回番組の予約も簡単にできてしまうスグれもの。番組表自体もシンプルかつオーソドックスなもので、とても見やすくい。

FFmpegのオプション設定など、上級者向けの機能も備えているが、一般的な使用では特に何も設定せずとも、そのまま使うことができる。手軽にradikoを楽しめるソフトだ。

開発中に苦労した点
機能性と操作性のバランスを取ることに苦労しています。「いかに使いやすく、わかりやすく、しかも高機能なソフトを作れるか」に主眼を置いています。

ソフトのセールスポイント
スキン機能です。現時点ではまだまだ種類は少ないですが、誰もがお気に入りのスキンを見つけられるように順次、増やしてゆく予定です。

ユーザにお勧めする使い方
深夜ラジオを録音し、通勤通学中にMP3プレイヤーなどで聞くのはいかがでしょう？

今後のバージョンアップ予定
まだまだ不安定なところがありますので、不具合・要望が上がり次第、アップデートを行います。更新情報は、blog「Ez-Lab」をご参照ください。