「地理力 for MacOSX」は、日本各地の地名や名所旧跡、名物などが問題として出され、それらがどの都道府県にあるのかを答える学習ソフト。出題される地名は約1,200。地名は主要都市や島、半島、岬、海岸、山、高原、湖沼、滝、渓谷、温泉、寺社、遺跡、名所、城、古戦場、伝統工芸などに分類される。通常は、すべての分野からランダムに出題されるが、出題範囲（難易度）をユーザが限定することも可能。「初級」「中級」といったレベル別のほか、「北日本」「中日本」「西日本」などの地理区分から選択することもできる。解答時間もユーザが設定することが可能だ。

問題は1問ずつ出題される。解答するには、地図上の都道府県名をクリックすればよい。解答のたびに正解/不正解が判定され「ピンポン」または「ブー」という音声で通知してくれる。

1問を正解が答えられるまで、何度でも解答することも可能。解答を助けるヒント機能があり、ヒントを求めるたびに、正解の都道府県名が先頭から1文字ずつ表示されるようになっている。わからない問題はパスして、次の問題に進むことも可能。出題数に制限はなく、ユーザが終了させるまで、何問でも挑戦できる。問題数、回答数、正解数、正解率などは、リアルタイムで画面上に表示される。

県名や県境は表示を消すことも可能で、上級者は県名を非表示にして、難易度を上げることもできる。出題のうち、主要都市名はいわゆる平成の市町村大合併に対応しているようで、出題の中には合併に新しく「市」に昇格した地名も含まれる。

出題される問題は、地名や名所旧跡旧国名だけでなく、面積・人口（およびそれぞれの順位）、県の花、木、鳥、あるいは生産日本一など、バラエティに富んでいる。小中学生が都道府県の位置や名物を学ぶのに役立つほか、地理雑学を仕入れたい大人も楽しめそうだ。

開発中に苦労した点
「漢字力」などのプログラムを改良で対処できましたので、地図の作成だけで手間はあまりかかりませんでした。

ユーザにお勧めする使い方
楽しみながら知識がつくと思いますので、ひとりでも友人とでも楽しんでいただきたいです。

今後のバージョンアップ予定
さらに使いやすく、充実したものにしてゆきたいと思います。このシリーズには「歴史力」「数字力」「記号力」「略号力」などもあり、iPhone/iPod touch用もホームページで公開しています。さらに、新ソフトも開発中で、近日公開の予定です。ご意見、ご指摘、ご感想などのメールをお待ちしています。よろしくお願いします。