ソフトを開発しようと思った動機、背景
「遅くまで残業してやっとできたと思っていたのに、疲れていたためなのか、ついうっかり保存せずにパソコンをシャットダウンさせてしまった」
「お客さんからお怒りの電話で『すぐ来い!』。あわてて作業中のファイルを閉じないまま、パソコンをシャットダウンしてしまった」など、お恥ずかしいのですが、何度かくやしい思いをしました。「今日の苦労が水の泡」だけならまだしも、同じことをやり直さなければならないことに対するストレスは、耐え難いものがあります。以前は、OSが安定していなかったり、メモリが高価だったりしたために、数個のアプリケーションしか動かせませんでしたが、最近ではたくさんのアプリケーションとファイルを同時に動かしたままで作業するようになったことも、被害を大きくします。
本来であれば、シャットダウンする前にプロセスを一つひとつ確認しなければならないのでしょうが、気にしなくてもよいプロセスが多数あると、つい見落としてしまいがちです。また、私にとっては、そもそもシャットダウンしてはいけないプロセスがあるかどうかを確認もせずにシャットダウンできてしまうこと自体、問題でした。
「CkShutdown」を作成することで、これらを解決しました。
開発中に苦労した点
パフォーマンスの改善に時間を使ってしまいました。その結果、当初は自分専用で「動けばいい」と思っていたのですが、もったいないので公開することにした次第です。
ユーザにお勧めする使い方
●ノートパソコンを使用するようになり、客先出張やミーティングでのパソコン持ち込みも日常的になり、スタンバイや休止の出番も多くなりました。「CkShutdown」はVPNを使用したり、特定のネットワーク上のファイルを取り扱ったりする場合のほか、スタンバイや休止をサポートしていないアプリケーションを使用する場合などにも有効だと思います。
●プロセスや状況によっては「無視」に登録すべきかどうか、迷うことがあると思いますが、このような場合は、無理に登録しないで、確認が済んだら「即実行」ボタンでシャットダウンする方が気楽です。
●シャットダウン時に任意のコマンド(プロセス)を実行できるので、「サーバも同時にシャットダウン」などに利用できます。
今後のバージョンアップ予定
不具合の改修を除いて、大きな変更の予定はありません。
(aki)