銃とナイフを駆使して巨大なアリと戦いながら、地中深く洞窟内を探索する謎解き重視のFPS。洞窟内に隠されたスイッチを操作して、次のフロアへと進むステージ制のFPS
「WORKERS」は、巨大なアリと戦うFPS(First Person Shooting)。洞窟内に隠された仕掛けを解いてロックされたドアを開き、次のフロアへと進んでゆく。ゲームの主人公は、遭難者を探すために稻手山に入った10人の救助隊員のうちのひとり(ゲーム内では「04」とだけ呼ばれ、警官なのかボランティアの隊員なのか、その正体は不明)。3人の人間が稻手山に猪狩りに出かけたまま、行方不明になっていた。
物語は、偶然落ちた深い穴の中で、主人公が目を覚ますところからはじまる。穴は深く入り組んだ広大な洞窟に続き、洞窟内は体長約2mの巨大なアリの巣となっていた。さらに、洞窟内には謎の人工建造物も存在し、得体の知れない危険な空間であった。主人公は、猪狩りの一行が落としたと思われる型の古い1丁の猟銃と、はじめから身に携えていたナイフを武器に洞窟内を探索し、遭難者を捜索しつつ、恐ろしい洞窟の謎を解いてゆく……。
ゲームはステージ制の3Dアクション。洞窟内には、目立たないように隠されたスイッチなどの仕掛けが配置されている。プレイヤーは仕掛けを見つけ出してロックを解除し、ドアを抜けて次のフロアへと向かう。ロックを解除するスイッチの仕掛けはフロアごとに異なり、パズルゲーム的な要素もある(セーブは、ドアを開けて次のフロアに向かう際に行える)。
何か怪しいものを見つけたら、探索コマンドに切り替えて徹底的に調査しよう
操作はキーボードで行う。【↑】で前方移動、【↓】で前方を向いたまま後ろに下がる。【←】/【→】で左右に旋回する。また、【Z】+【←】/【Z】+【→】では、視点(照準)を正面に向けたまま、真横に移動できる。【↓】を2回連続で押すことで、すばやく180度ターンできるようになっている。視点(照準)を上に向けるには【Z】+【↑】、下に向けるには【Z】+【↓】を使う。アリは体長こそ人間よりもあるが、体高は低いので、照準は基本的にやや下向きにしておいた方が安全だ。
武器の操作は【X】で行う。銃コマンド時(猟銃を装備しているとき)は、1回目の【X】で薬莢を排出して次の弾を込め、2回目の【X】で弾を発射する。弾の装填から発射までにはかなりの時間を要するので、1発撃ったあとは直ちに次弾を装填し、敵の急襲に備えたい。【Z】を2回連続して押すことで、敵に自動照準させることも可能だ。
ナイフコマンド時は、【X】でナイフを振り下ろして相手を切る。探索コマンド時は、カーソル(照準)を合わせている物体を【X】で調べることができる(スイッチなどを操作することも可能)。ただし、物体との距離が適切でないと調べてくれない。何か怪しいものを発見したら、反応が出るまで距離を調節して、何度か試してみよう。「銃」「ナイフ」「探索」の各コマンドの切り替えは【C】で行う。
アリとの戦いでは、慌てず正確に頭部を狙い、必ず一発で仕留めよう
洞窟内に巣くうアリとの戦いは(基本的に)猟銃で行う。弾を頭部に命中させると一発で仕留められる。アリは口からギ酸を吐いて遠距離から攻撃してくることもあるが、1回の攻撃力はそれほど強くはない。落ち着いて対処することが重要だ。頭部を外すなどで倒すのに何発も使ってしまうと、弾丸が足りなくなってしまうので要注意。弾丸は洞窟内に落ちている弾薬ケースを拾うことで、5発単位で補給することができる。
ナイフでもアリと戦うことはできるが、威力が弱く、危険度が高い。飽くまでも最後の手段と考えた方がよい。ナイフの最大の使い道は、回復アイテムである木の根を切ること。切った根から吹き出す樹液を浴びることで、ライフ(HP)を回復させることができる。
用意されたフロア(ステージ)は、ノーマルフロア4面とボスフロア1面の計5フロア。ボスフロアでは、それまでのアリとは比べものにならない超巨大なボスアリとの戦いが待っている。
ゲームとは直接関係ないが、洞窟内には「青い蝶」が10匹潜み、この蝶をすべて見つけ出すことでゲーム終了後、「デバッグルーム」に入ることができる。デバッグルームで入手できる「パスナンバー」を使うことで、制作者であるチーム「アント」のメンバー3人がそれぞれひとりで制作したオマケのミニゲームをプレイできるようになる。