初心者向けの簡単操作モードから、ソースコードを直接編集する上級者向けモードまで、ユーザのレベルに応じてさまざまな使い方ができるホームページ/blog作成ソフト。「IBM ホームページ・ビルダー」は、長い歴史を持ち、WYSIWYG形式で使いやすさに定評のある“定番”ホームページ作成ソフト。ホームページで使用するロゴやボタンなどの画像を作成するツール、ビデオ編集ツールも付属し、一本でWebサイトの作成から運用、管理までを行うことができる。新バージョン「13」では、blogや地図サービス、アフィリエイトなどとの連携が強化された。
大きな特徴は、ユーザのレベルやページの目的に応じて、柔軟な使い分けができること。編集スタイルは、
- よく使う機能がまとめられた「かんたん」
- すべての機能を利用できる「スタンダード」
- 上級者向けに編集エリアが広くとられた「エディターズ」
から選ぶことができ、さらにページの作成方法として「標準モード」か、ページ上に自由に文字や画像をレイアウトできる「どこでも配置モード」かを組み合わせて使える。ページの作成は、白紙の状態から自由に編集して行えるのはもちろん、サンプルテンプレートを利用して行うことも可能。編集スタイルに「かんたん」を選んだ場合は、ウィザードによる対話形式でテンプレートをカスタマイズしながら、ページを作成できるようになっている。
タブ切り替え式の画面は、編集モードとプレビューモードをワンタッチで切り替えることが可能。編集スタイルが「スタンダード」や「エディターズ」の場合は、HTMLソースコードを直接編集することもできる。
また、ターゲットブラウザを変更することで、携帯電話やモバイル端末などの画面に合わせてレイアウトをチェックしたり、タグの属性情報を表示させることで、WYSIWYG編集モードでもきめ細かく編集したりすることが可能。さらに、HTMLタグの構文チェックやアクセシビリティチェックなど、さまざまな機能が盛り込まれている。
サイト管理機能では、サイト全体のリンク構造をツリービューで確認したり、アクセシビリティや構文エラー、リンクやタグのチェックなどをまとめて行ったりできる。Webサーバへのアップロードはサイト単位またはページ単位での転送が可能で、「前回の転送以降に更新されたファイル」「今日更新されたファイル」などの条件を指定して、必要なものだけを転送できるようになっている。
新バージョンでは、GoogleマップやYahoo!地図などのサービスを利用してページ上に地図を挿入したり、blogパーツ(ガジェット)を挿入したりできるようになった。また、従来からの楽天アフィリエイトに加え、Yahoo!ショッピングアフィリエイト対応のページも作成できるようになった。blogサービスとの連携も特徴で、新たな記事を「IBM ホームページ・ビルダー 13」上で作成して投稿したり、投稿済みの記事をblogから取得して編集したりすることができる。