脳に秘められた力を駆使して戦う「メモレンジャー」となり、ミュータントとの戦いを繰り広げるRPG。最新の脳神経科学の知識がふんだんに盛り込まれている。最新の科学知識と戦隊モノの王道が楽しめる近未来SFストーリー
「脳戦隊メモレンジャー(BrainForce MEMORANGER)」は、丁寧に作り込まれたSFストーリーと、異種変異生物「ミュータント」との白熱したバトルを楽しめるファンタジーRPG。舞台は広大な大陸「マナレア」、主人公はエーレンベルグ大学で脳神経科学を学ぶ青年「ロベルト=前野」。ある日、ロベルトは、幼なじみの女子高生「織部葉子」のもとを訪ねた際、見知らぬ男に襲われる。拳法を得意とする葉子のおかげで相手を撃退したかに思われたが、突如超人的な力を発揮した男に、ロベルトと葉子はなすすべなく倒されてしまう。
意識を失った二人が目を覚ました場所は、科学雑誌「ライフサイエンス」を発行している出版社だった。ロベルトと葉子は、そこで「外灰葉関作」と名乗る男性と出会う。「意識不明になった自分たちがなぜ病院ではなく、出版社にいるのか」と疑問を口にするロベルトに、外灰葉は二人が襲われた理由を話しはじめた。
外灰葉によると、遺伝子の変化によって強力な能力を得た変異種生物「ミュータント」が人間を襲いはじめており、ライフサイエンス社は表向きは出版社だが、実はあらゆる組織から独立した機関としてミュータントを討伐し、世界平和の維持を受け持つ特殊部隊「Center of National System(CNS)」であるとのこと。さらに外灰葉は、ロベルトと葉子はミュータントと戦うことが可能な「能力」を持っているという。外灰葉からCNSのレンジャー部隊「メモレンジャー」の一員となり、ミュータントと戦って、世界の平和を維持してほしいと頼まれる二人。ロベルトは「メモレンジャー・レッド」、葉子は「メモレンジャー・グリーン」として、ミュータントとの戦いに身を投じる……。
出現するミュータントは400種類以上。多種多様な敵にどう立ち向かうか?
ゲームの目的は、異種変異生物「ミュータント」を殲滅すること。自らの脳に秘められた力「脳力」を駆使して戦う「メモレンジャー」となり、400種類以上のミュータントと戦うことになる。
登場するキャラクタは、メインとサブを合わせて計200人以上。ミュータントとの熾烈な戦いを描くメインストーリーのほかに、街の人との会話やクリアイベントなどで登場するサブシナリオも用意されている。多数のサブシナリオを攻略し、ゲームの随所に張りめぐらされた伏線を紐解いてストーリーを完全理解するには、30〜100時間を要する。
ミュータントとのバトルは「サクリファイス」と称される。ダンジョン内などでミュータントの反応がある点に移動すると、ランダムでサクリファイスに突入する。戦闘はターン制で進行し、AGL(Agility:機動力)の高いキャラクタから順番に行動を開始する。
「脳戦隊メモレンジャー」では、戦闘後に経験値を得ることができない代わりに、戦闘中にメモレンジャーに変身して、「可塑値」を蓄積して能力を上昇させ、自由にキャラクタを育てることが可能。戦闘中に使用したスキルやキャラクタの能力によって新たなスキルを閃く「Brain Storm(ブレインストーム)」や、Brain Stormで習得したスキルを戦闘中に組み合わせることで連係攻撃が発動する「Synfire Chain(シンファイヤーチェイン)」などの特徴的なシステムも搭載されている。連係は敵も使用するため、敵の連係を阻止しつつ、味方の連係を決めるという、戦略性の高いバトルが要求される。
そのほかにも、脳力強化、メモレンジャーの本部との連絡通信、ミュータントの生態閲覧などができる「RACS(ラックス)コンソール」というユニークなツールも用意されている。RACSコンソールは、バッテリで駆動しているため、一定の使用回数を超えるとバッテリ切れによって、一切の機能が一時的に使用不可になってしまう。危険なミッションの前や、長期にわたるミッションなどの際には、移動先でバッテリ切れにならないよう、あらかじめ充電しておく必要がある。