このソフトはアジア、オセアニア、中東、ヨーロッパ、アフリカ、アメリカ、NIS──要するに全世界(国連加盟国と日本が承認している国193ヵ国)の国名とその首都、国旗を当てるクイズ形式の問題です。まず、「国名当て問題」では、出題の国に飛行機が飛んで行きます。着陸した国の名前をテキストボックスに入力して【Enter】キーを押します。当たっていたら次の国に飛行機が飛んで行って問題が続きますが、間違えると犬が吠えて解答が表示されます。
「首都当て問題」では、地図と国旗が表示されます。「国旗当て問題」には地図表示モードと地図なしモードがあります。設定により、国名は簡単表記と正式表記が選択でき、出題方法は順次モードとランダムモードから選択できます。また、国家間を飛ぶジェット機の速度も3段階で選べます。問題の途中でその国のデータを知ることもでき、あるボタンを押すと言語、面積、対日面積比、主な宗教、建国年が表示されます。
このソフトの売りは、「リトライ」ボタンを押せば、間違えた国々だけもう一度出題させることができることです。これで当たるまでしつこくやれるので、非常に効率よく学習でき、いつの間にか覚えてしまったということになります。
以上の「学習」モードのほかに「データ検索」モードがあります。国名か首都名を入力すると、その国の地図と国旗が出てきます。これで位置がわからない国の位置がすぐに調べられます。
ソフトを開発しようと思った動機、背景
20年ほど前から私自身、どういうわけか世界の首都を覚えたいと思い、なんとか苦労して全192ヵ国を覚えました。それから私の(当時小学生の)子どもにも覚えさせました。しかし子供は飽きてしまって、30ヵ国くらいで止めてしまいました。そこでなんとかパソコンで楽しく学習できるソフトを作りたいなと思ったのです。そして「THE WORLD」というソフトを作成しました。このソフトの前身です。
しかし、年月が経つうちに世界は変わりました。ザイールがコンゴ民主共和国になり、ユーゴスラビアは分裂して5ヵ国になり、6ヵ国になり、セルビアからコソボが独立して7ヵ国になり。ミャンマーの首都はヤンゴンからネーピードーになり、パラオの首都はコロールからマルキョクになり、インドネシアから東ティモールが独立しました。エチオピアからエリトリアが独立しました。
このように、前身の「THE WORLD」のデータベースではユーザに申し訳ない状態になってしまいました。そこで必要に迫られて今回、名前も心機一転「首都国旗ラーンDX」ということで、内容もリニューアルしました。
開発中に苦労したこと
国家間を移動する飛行機の軌道ですね。作成中に国家がひとつ増えてしまって、地図のマークを目指して飛行機が飛ぶのですが、そのマークの順番を最初から全部移動したことですね。
ユーザにお勧めする使い方
最初は欲張らずに国名だけを覚えてください。それもできれば毎日少しずつ。それから首都名、国旗の順に覚えるとよいと思います。私は国名、首都名を全部覚えていましたが、国旗名は最近、このソフトで覚えました。
最近はテレビでクイズブームですが、国名当てや国旗当て問題が出るとわくわくします。そしてパーフェクトに答えられますよ。みなさんもぜひ、頑張ってみてください。
今後のバージョンアップ予定
また、世界の地理が変わったときですね。
(スカイウォーカー)