敵っぽいデザインの動くブロックを破壊する、シューティングゲーム風ブロック崩し

「ABOGADRO another side」は、縦スクロールシューティングゲーム風の画面デザインが印象的な、“逆転の発想”で作られたブロック崩し。一般的なブロック崩しのように背景が固定されておらず、縦にスクロールしながら、敵キャラ風にデザインされたブロックが画面内を動き回る。4種類のアイテムを駆使しながら、動き回る敵にボールをぶつけて破壊し、全5ステージをクリアするのがゲームの目的。

操作はキーボードとジョイパッドに対応。【←】/【→】キーで画面最下部の自機を左右に移動させることができる。【X】キーを押しながらカーソルキーを押すことで、自機を高速移動させることも可能だ。

ゲーム開始時点の手持ちのボールは4個。ボールの発射は【Z】キーで行う。発射したボールが失われるまでは、次のボールは発射できない。すべてのボールを失うとゲームオーバーとなる。【Z】キーは弾の発射にも使用され、アイテムのひとつ「ショットアイテム」が有効な間、【Z】キーを押すことで弾を発射して敵を破壊できる。キーを押し続けることで、連射することも可能だ。

キー割り当ての変更はできないが、ジョイパッドを使用した場合はボタン1から4の機能の割り当てを変更することは可能だ。

4種類のアイテムを効果的に使って、効率よく敵を倒そう！

敵を破壊すると時折、画面上にアイテムが出現することがある。用意されたアイテムは全部で4種類。黄色いボールが二つ並んだマークのアイテムは「分裂アイテム」。分裂アイテムを取ると、その時点で画面上に存在するボールの数が2倍になる。増殖したボールにも「貫通アイテム」の効果がそのまま適用される。

赤い下矢印が表示されたアイテムは「スロウアイテム」。ボールの動きは、ゲームが進むにつれてだんだんと速くなるが、スロウアイテムを取ることで、その速度を下げることができる。ただし、ボールの速度がすでに最低の場合にはそれ以上、下がることはない。

赤いボールが表示されたアイテムは「貫通アイテム」。取ると一定時間、ボールが敵に当たっても跳ね返らず、そのまま突き進んでゆくようになる（石に対しては無効）。その間、ボールの色は黄色から赤に変化する。アイテムの有効時間は、画面右端の赤いバーで確認できる。

水色の涙滴型をしたマークのアイテムは「ショットアイテム」。取ると一定時間、【Z】キーを押して弾を発射し、敵を破壊することができる（石に対しては無効）。ショットアイテムの有効時間も同じく、画面右端のバーで確認することが可能だ。

ゲームの難易度はNORMAL/HARDの2種類

ボールを拾い損ねて失うと、その直後から一定時間、自機が赤くなってボールを新たに発射することも、アイテムを拾うこともできなくなる。また、ボールを失うと「貫通アイテム」や「ショットアイテム」などの効果も、残り時間のいかんに関わらず、直ちに失われる。

用意されたステージは5面。各ステージには4種類の敵が登場する。敵は、破壊できない石の部分以外をすべて破壊することで倒せる。倒すまでの制限時間などは特にない。敵を倒すと、残っている石が一斉に爆発し、消滅する。すべての敵を倒した時点でステージクリアとなる。

ゲームの難易度は、どちらかといえばやさしめ。特に、効果的なアイテムがタイミングよく出現したときには、楽にステージをクリアすることができた。画面やブロック（敵）に動きがあって飽きにくいことともあり、「ブロック崩しになじめず、いまひとつ苦手」という人の入門用、練習用としても最適ではないだろうか。ステージセレクトを利用して好きなステージからはじめられるほか、コンティニューも可能なので、誰でも最後までプレイできる。

開発中に苦労した点
開発をはじめた頃は、敵の動きのパターンなどいくらでも思い浮かぶだろうと思っておりましたが、実際に作ってみるとそうでもなく、考え出すのに苦労しました。

ユーザにお勧めする使い方
まずはNORMALモードでステージ1からはじめて、コンティニューなしでクリアできるようになることを目指し、それができるようになったらHARDモードにチャレンジしていただくという使い方をお勧めします。

今後のバージョンアップ予定
本ゲームはこれで開発完了と思っておりますので、特にありません。