ウィザード「復旧魔法師」などにより、はじめてでも戸惑うことなく操作できるデータ復旧ソフト。Outlook Expressの削除済みメールを復旧することも可能。「LIVEDATA Professional」は、ごみ箱から削除したデータやフォーマット済みドライブ上のデータなどを復旧できるソフト。「画像ファイルだけを復旧する」といったことも簡単に行える。データの復旧は、まず対話形式でドライブのスキャンを行い、スキャン結果のリストから復旧したいファイルを選んで実行する、という流れで行う。データ復旧方法の項目として用意されているのは、
- ゴミ箱を空にしたデータ復旧
- フォーマットしたデータ復旧
- 削除されたパーティションデータ復旧
- 画像ファイル復旧
の四つ。「ゴミ箱を空にしたデータ復旧」は、ごみ箱内のファイルを消去した場合に加え、ごみ箱を経由せずに直接削除した場合やネットワーク経由で削除した場合に使用する。スキャンはドライブ単位で行われる。「フォーマットしたデータ復旧」は、フォーマット済みのドライブからデータを復旧する場合に使用する。ドライブ単位でのスキャンを行えるほか、ファイルシステム、開始セクタ/終了セクタを指定してのスキャンも可能。
「削除されたパーティションデータ復旧」は、削除済みパーティションからデータを復旧する場合に使用する。まずドライブを選択して、削除済みパーティションを検索してからスキャンを行う。ファイルシステムや開始セクタ/終了セクタを指定できる。
「画像ファイル復旧」では、Windows上でドライブとして認識可能なデジカメ用記録メディアやUSBメモリから画像を復旧できる。対象となる画像形式はJPEG/GIF/BMP/PNG/PSD/PCX/TIFF/CRW/DCR/KDCなど。フォーマットしたメディアからの復旧や、破損によりドライブとして認識されなくなったメディアからデータを復旧することも可能だ。
スキャン結果はエクスプローラ風のフォルダツリー形式で表示され、リストにはファイルの名前やサイズ、状態、種類、更新日時、クラスタサイズなどが表示される。復旧を行う場合は、目的のファイルを右クリックしてコンテキストメニューから「復旧...」を選び、保存先を指定する。復旧だけでなく、ファイルのプレビュー表示や16進表示表示も可能だ。
フォルダツリーには(検索したドライブのツリー以外に)「削除されたフォルダ」「削除されたファイル」「損傷したフォルダ」「電子メールファイル」などのフォルダが用意され、該当するファイルをすばやく探し出せる。電子メールファイルは、Outlook Express 5.0/6.0に対応する。
そのほかにも、ファイル/フォルダの検索機能や復旧作業の状態を保存する機能などを備えている。