Windowsで再生された音声をPCM音声として“まるごと”取り込み、編集できる音声録音・編集ソフト。「超驚録」は、パソコンで再生される音であれば、どのような音でもファイルとして取り込める録音ソフト。PCM再生を監視して、再生中の音声をそのままPCM音声データとして取り込める。音楽・音声はもちろん、「Skype」などのIP電話ソフトやWindows Live Messengerでの音声通話などを録音することも可能。新バージョン「3.2」では、録音ソースの選択やCD取り込みの機能が改善されたほか、要望の多かったCD書き込み機能にも対応した。
インストールすると「超驚録マネージャー」がタスクトレイに常駐し、トレイメニューから効率よく録音できるようになる。あらかじめ「超驚録」本体を起動した状態から、目的のアプリケーションで音声再生させて録音することも可能。PCM方式で音声が再生されるアプリケーションであれば、ほとんどすべてを録音対象にできる。Windows Media Playerはもちろん、Webブラウザで再生される音声・音楽などを録音対象にすることも可能だ。
録音対象となるサウンドデバイスは、ユーザが任意に設定できる。複数のサウンドデバイスが接続されている場合は、リストからデバイスを選択して録音することが可能。さらに新バージョンでは、利用できるデバイスのうち、最も高音量で再生されているデバイスを自動的に選択する機能が追加された。どのデバイスを選んでよいかわからない場合でも、簡単に録音を開始できる。
音声編集機能では、録音済みの音声に対して音量調整やフェードイン/フェードアウト、音程の変更、前後の無音部分の自動削除など、さまざまな加工を行うことが可能だ。
CDからの録音(リッピング)では、PCM音声のほか、MP3/WMA形式へのエンコードを行うことも可能。さらに新バージョンでは、アルバムタイトルやアーティスト、曲ごとのタイトルを指定した状態でリッピングできる機能が追加された。設定された内容は、録音する際のファイル/フォルダ名として使われるだけでなく、MP3/WMAなどのタグ情報としても使われる。
新たに搭載されたCDへの書き込み機能は、既存のPCM/MP3/WMAファイルや、「超驚録」によって録音・編集されたファイル群から音声CD(CDDA)を作成できるもの。「超驚録」から直接CD書き込みを行える。