アイデアを整理して、図式化するためのマインドマップ作成ソフト。トピックの兄弟・親子関係を構成してゆくことで、組織図のような階層構造を持つチャートを作成できる。「MindManager Lite 7」は、マインドマップと呼ばれるチャートを作成するためのソフト。キーとなるテーマ(中心トピック)を起点に、関連する項目やアイデアを、枝を伸ばすように付け加えてゆくことで、情報を整理して視覚的にわかりやすく表現できる。チャートの形状は、放射状やツリー状から選ぶことが可能。既存のテンプレートを利用して、レイアウトや書式スタイルも簡単に設定できる。トピックのテキストを囲む枠線の形状を指定したり、トピックに画像を挿入する際の配置場所を指定したりといったことも可能だ。
初期状態では、中心トピックを選択した状態で【Enter】キーを押すと、その周りに「メイントピック」と呼ばれるノード(節)が作られる仕組み。ノードにはテキストを入力できるほか、マーカーと呼ばれる画像を配置することが可能で、重要性や優先度、仕事の進捗度などを表現できる。検討中のテーマや仕事の内容に応じてメイントピックを追加したり、メイントピックからさらにサブトピックを延ばしながらマップを描くことで、アイデアを図式化したり問題点を整理したりといったことも可能で、さまざまな使い方ができる。
マップはトピックごと折り畳んだり、展開したりすることが可能。「アウトラインビュー」に切り替えて、ワードプロセッサのアウトラインモードのように、項目を見出しとして階層化することもできる。離れたノード間を線で結んで関係性を表したり、ノードに吹き出しを付けて説明を書き込んだり、特定のノードの周りに境界線を引いて視覚的に強調したりといったこともできる。
トピック(ノード)の文字フォント/サイズや文字色などは、好みで変更することが可能。ファイルを添付したり、ハイパーリンク機能を使って他のトピックやWebページ、文書ファイルなどにリンクを張ったりすることもできる。そのほかにも、
- 特定のトピックだけを表示するフィルタ機能
- 選択中のトピックをマップの中心に移動して見やすくする機能
- 編集作業によって偏ってしまったトピックの配置を整える「マップのバランス調整」機能
- トピック間を結ぶ線のスタイルを指定する機能
などを備えている。作成したマップは独自形式で保存できるほか、PDFや画像ファイル(BMP/GIF/JPEG/PNG/EMF/WMF)に保存することもできる。ZIP形式に圧縮して電子メールに添付することも可能だ。