「袋分け」の考え方を採り入れた手軽な家計簿ソフト。支出の費目を六つに絞り込み、各費目の残高は画面上で常に確認できる。「家計簿かけ丸」は、袋分けの手法をそのままユーザインタフェースに採り入れたユニークな家計簿ソフト。円形の画面内には、支出の費目を表す六つのバッグの絵が描かれ、各費目の残高が表示されるため、「今月はあといくら使えるか」がすぐにわかるようになっている。
費目は「食材」「外食」「その他」の“食費”グループと、「病院」「娯楽」「その他」の“雑費”グループに大きく分けられ、各費目の支出予定額はユーザがあらかじめ設定しておく。支出が発生した場合には、まず円形画面の中心付近にあるテキストボックスに内訳と金額を入力し、さらに金額をバッグの上までドラッグする。これで、その項目から支出額が差し引かれる。支出が発生するたびに各費目のバッグから金額が差し引かれるため、ユーザは常に残高を確認することが可能だ。
メイン画面ではデータの入力のほかに、最近登録したデータの表示とデータの編集、電気や水道代といった毎月発生する固定費の変更、さらに「ノート」と呼ばれる画面の呼び出しなどを行うことが可能。ノートは1冊めから3冊めまで用意され、1冊めは支出の一覧。毎月の支出データを“食費”と“雑費”に分けて一覧表示する。銀行口座からの引き落としを設定したり、内訳ごとの集計結果を表示したりといったことも可能だ。
2冊目のノートでは収入や税金などの設定を行えるほか、各費目の予定金額の設定や、当月支出額の集計などを行うことが可能。タブを切り替えることで月間カレンダーに予定を登録したり、六つの費目の内訳をカスタマイズしたりすることもできる。食品のカロリー計算や前年との対比も行える。3冊めのノートは息抜き用で、画面上で生け花を楽しめるようになっている。