「XP風終了メニュー」はその名の通り、Windowsの「終了」操作時に、Windows XPの終了メニューによく似たデザインのダイアログを表示するソフト。スタンバイ、ログオフ、シャットダウンなどのボタンから各操作を行えるほか、すべてのプログラムを強制終了させることも可能だ。ダイアログに配置されたボタンは、

• 現在のユーザのプログラムを起動したまま、別のユーザに切り替える「ユーザー切り替え」
• 動作状態をメモリに残したまま画面を消して、低消費電力モードに入る「スリープ（スタンバイ）」
• 現在のシステムの状態をハードディスクに保存して終了する「休止」
• 現在のユーザのプログラムを終了して、ログオン（ユーザ選択）画面に戻る「ログオフ」
• 電源を切る「シャットダウン」
• すべてのユーザのプログラムを終了し、シャットダウンしたあと、再起動する「再起動」

「スリープ（スタンバイ）」「シャットダウン」「再起動」は、Windows XPの「終了（オプション）」ダイアログで、また「ユーザー切り替え」「ログオフ」は、Windows XPの「ログオフ」ダイアログで表示されるメニューボタンと同等の機能となる。

「XP風終了メニュー」は、Windows XPで慣れ親しんだ環境をVistaでも使うために制作されたという。ただし、“XP風”終了メニューであって、「まったく同じ」ではない。XPの標準状態では、「ログオフ」操作時に表示される「ユーザーの切り替え」などのボタンも、合わせて終了ダイアログ上に表示する。終了/ログオフの処理メニューがひとつにまとまり、XPユーザにとっても「ユーザ切り替えやスタンバイなどの操作を快適に行える」というメリットがある。

さらに、XPの終了操作にはない「強制シャットダウン」を行う機能も備えている。これは、他のメニューボタンとは異なる小さなボタンから別ダイアログを開き、さらに確認ダイアログで確認するという慎重な手順を踏むため、誤って操作してしまう心配は少ない。

特に、新しい終了方法に違和感を感じるVistaユーザに試してみてほしいが、XPのユーザでも使うメリットは十分にある。

開発中に苦労した点
開発をはじめた当初は、Windows Vistaの情報がまだ少なかったので、調べるのに苦労しました。海外サイトまで調べまくりましたね。いまだにWindowsのバージョンごとの動作の違いには苦労しています。

ユーザにお勧めする使い方
クイックメニューに登録すると、呼び出しの手間が少なくなるのでお勧めですね。自分でもそうして使っています。デスクトップだと、クリックするのに他のウィンドウが邪魔ですし、スタートメニューでは表示されるまでのタイムラグがありますから。

今後のバージョンアップ予定
スキン（画像の変更）機能を考えています。ウィンドウ自体の背景画像や、ボタンの画像などを自分の好きなものに変更できる機能と、スキン画像を加工するためのツールのセットで配布するつもりです。ちょっと後回しになりそうなので、気長に待ってもらえればと思います。