臨場感のあるバーチャルフライトを楽しめるフライトシミュレータ。地形の表示にGoogle Earthを使用する。「Paragliding Simulator for Google Earth」は、パラグライダーやハンググライダーなどのスカイスポーツをパソコン上で気軽に楽しめるフライトシミュレータ。シーナリー(風景)データにGoogle Earthを利用しており、日本国内はもちろん、世界各国のフライトエリアや都市、世界遺産などを見下ろしながらのフライトを楽しめる。
操縦操作はマウスで行う。画面に表示される黄色い十字のマーカー(無風状態で最も遠く飛べる地点を示す)を目安にマウスを動かすことで、旋回や飛行速度をコントロールできるようになっている。画面中央下部には「計器」があり、昇降速度や海抜高度、飛行速度、目的地の方向・距離、フライト開始からの経過時間などを確認できる。仮想計器として「地表報知」「サーマル(熱上昇風)報知」を呼び出すこともできる。
フライト中に視野を動かすと観覧モードに切り替わり、機体の操作ができなくなる代わりに、眼下の風景を楽しめるようになる。視野の切り替えはキーボードで行い、水平方向には無制限、上下方向は水平から真下までをそれぞれ5度ずつ動かすことができる。また観覧モード中は、計器コンテナ部分に地形図を表示させることが可能。離陸・着陸地点を示すマーカーや、競技用に設定されているコースを確認できる。
地面に接するとフライトは終了となり、安全に着地できたかどうかが判定される。フライト中に【Esc】キーを押すことで強制終了させることもできる。
機体は、初心者用、レジャー用、クロスカントリー用、コンペティション用、アクロバット用の5種類のパラグライダーに加え、ハンググライダー、ウルトラライトプレーンから選択することが可能。機体の特性に応じたフライトを楽しめる。
フライトエリアは、北海道、関東、甲信越などのエリアに分けられた「日本のエリア」のほか、ネパール、スイス、ドイツなどの「海外エリア」も選べる。さらに、東京や上海、ロンドン、マドリッドなどの都市や、ローマ歴史地区、ヨセミテ、グランドキャニオン、アンコールワット、マチュピチュなどの世界遺産の上をフライトすることも可能だ。
設定により、地形の精度や効果音の有無などを選ぶこともできる。