「GmailChecker」は、タスクトレイ常駐型のメール着信通知ソフト。Gmail専用のため、メールサーバ情報の設定は不要。Gmailのアカウントとパスワードを登録するだけで、すぐに利用できるようになっている。プロキシにも対応する。

新着メール受信時に表示されるバルーンをクリックしたときの動作は（1）未読一覧を表示するか、（2）Webブラウザを起動してGmailの受信トレイ画面を表示するか、を選択することが可能。使用するブラウザもWindowsの規定のブラウザか、任意に指定したブラウザを使うかを選べる。

常駐したタスクトレイのアイコンを右クリックすると、ポップアップメニューが表示される。メニューからは設定画面を開けるほか、手動によるメールチェックや未読メッセージ一覧の表示、受信トレイの表示などを行える。

設定では、バルーンクリック時の動作の選択に加え、

• メールのチェック間隔の指定（1分〜60分の間で分単位で指定）
• バルーンメッセージの表示/非表示の切り替え
• 未読メッセージ一覧の表示数や未読タイトルをクリックしたときの動作の指定
• 新着メール受信時に再生するサウンドの指定

また、このソフトは本当に新着メールのチェックに徹しているため、邪魔にならないのもいいところだ。未読のメッセージが残っていたとしても、新着でなければ通知してこないので、メールチェックの間隔を短くしておいても、さほど煩わしくない。

せっかくアカウント情報を登録しているのだから、欲をいえば受信トレイにアクセスするときには、自動でGmailへのログインまでやってくれるとうれしいのだが、まだバージョンナンバーも0.7と若いソフトなので、そこは今後に期待したい。

登録できるアカウントはひとつで、「複数のGmailアカウントを使いわけたい」という方には不向きだろうが、逆に「Gmailの大容量を活かして、すべてのメールを集約したい」と考えている方にはお勧めだ。

開発中に苦労した点
Gmailの仕様に合わせるのが大変でした。また、未読メールの一覧を表示させる方法など、いままでやったことのないことばかりで、試行錯誤の連続でした。

ユーザにお勧めする使い方
まずは初期設定のまま使用してみてください。さまざまな設定を用意していますので、使いにくいと思った個所はそのつど変更して使っていくのがベターです。

今後のバージョンアップ予定
私としての使いたい機能はほぼ揃ったつもりですので、細かいバグを修正していく程度になるだろうと思います。「こんな機能があるといいな」とか「もうちょっと細かい設定ができたら」などという要望があれば、ぜひともご連絡ください。