簡単な操作でデスクトップやアプリケーションウィンドウをキャプチャできるソフト。キャプチャ画像に線描画などを行うことも可能。「ZoomPen」は、キャプチャ画像を拡大・縮小したり、画像にペンで描画したりといった処理を施してファイル保存できる画面キャプチャソフト。拡大・縮小では、マウスを使って連続拡大・縮小を行えるほか、範囲を指定して拡大させることも可能。処理した画像はBMP形式で保存できる。簡易スライドショウ機能を備え、プレゼンテーションなどの用途に使うことも可能だ。
キャプチャできるのは、デスクトップとアプリケーションウィンドウ。起動後に表示される「コンソール・ウィンドウ」からキャプチャを実行すると、取り込まれた画像が閲覧・編集画面で開かれる仕組み。この閲覧・編集画面で、線描画などの画像処理やスライドショウを行う。ウィンドウのキャプチャでは、取り込む対象をマウスクリックで指定できるようになっている(非アクティブのウィンドウでも、キャプチャ時にアクティブ状態になる)。
利用できる画像処理機能は「ペン」「拡大・縮小」「画像移動」「指定範囲拡大」の四つ。「ペン」には「直線」「矩形」「フリーハンド」「フリー(半透明)」の4種類が用意され、さらにペンの色や太さも指定できる。特定個所を強調表示するため、描いた線をブリンク(点滅)させる機能もある。Undo/Redoはそれぞれ最大10回まで行える。
画像は、表示されている「ZoomPen」のクライアント領域(デスクトップ領域)のサイズで保存できるほか、デスクトップの縦横それぞれ約2倍(縦方向が多少欠ける)のサイズで保存することが可能。バッファ内の画像を一括保存することもできる。いずれの場合も画像形式はBMPとなる。
簡易スライドショウ機能は、スライドリストに記述した画像ファイルが順次表示されるもの。リスト内の表示ファイルや表示順は、サムネイルを確認しながら編集できる。BMP形式の画像以外にも、JPEG画像やテキストファイルをスライドショウで表示させることが可能だ。