画面に表示された「C」マークを使って、手軽に視力を測れる検査ソフト。「視力検査ツール」はその名の通り、パソコンの画面で視力を測定できるソフト。視力検査でポピュラーな「ランドルト環」(アルファベットの「C」型のマーク)が画面サイズや測定距離に応じた大きさで表示され、どのような環境でもほぼ正確に視力を測ることが可能。一人用/二人用の2種類のモードが用意されている。
測定できる視力は0.02〜3.0の範囲。測定位置までの距離は0.5〜10メートルの範囲(11段階。任意の数値も可能)で指定できる(測定距離によって、検査できる視力の範囲が若干異なる)。測定モードには、
- 自動的に表示が変わる「1人で検査」
- 表示切り替えを手動で行う「2人で検査」
の2種類がある。「1人で検査」モードでの視力測定の流れは、- 設定画面に表示される「定規」に、実物の定規(物差しやメジャーなど)を当て、両方の目盛りが一致するように、「定規」のサイズを調整
- 測定距離(画面から検査位置までの距離)を指定
- 測りたい視力の値を選んで、検査を開始
- 検査位置に移動し、表示されるランドルト環の向き(切れ目がある方向)を読み取る
- 「回答入力」画面で「向き」を回答
となる。検査問題は連続して3問表示され、それぞれの向きを覚えておいて、「→」「←」「↑」のように順番にボタンで回答する。三つのうち二つ以上正解すると、視力は「合格」、上の視力(よい側)の測定に進めるが、正解がひとつ以下だと下の視力(悪い側)の測定に進むことになる。「2人で検査」モードでは、一人が画面操作(任意の視力を選んでランドルト環を表示)を行い、もう一人がランドルト環の向きを回答して、1問ずつ正解を操作者に聞いて「答え合わせ」を行ってゆく。
オプションでは、「1人で検査」時の「『検査スタート』ボタンから表示開始までの時間(3〜15秒)」「1回の表示時間(3〜10秒)」「表示切り替えのインターバル(1〜3秒)」を設定できる。