挨拶文や顔文字などの定型句を、入力中のウィンドウに貼り付けられる入力支援ソフト。「ビジネス文書」「暦」など、複数の辞書を切り替えながら使うことができる。「FlyingChara4」は、あらかじめ登録された定型句をリストから選択して、すばやく貼り付けられるソフト。リストをダブルクリックするだけで、対象ウィンドウのカーソル位置に定型句が入力される。クリップボード履歴(クリップボード辞書)機能もあり、一度入力した文字列を再利用することが可能。既存辞書に登録された語句を、ユーザ専用の辞書に簡単に収録するための機能も用意されている。
辞書は複数を持つことができ、切り替えながら使用できる。初期状態で「ビジネス文書」「暦」「記号」「ことわざ」「四字熟語」「顔文字」「日時」の七つの辞書が収録されているほか、クリップボード履歴が格納される「クリップボード辞書」も利用できる。
辞書の内容はカテゴリで分類される。例えば、「ビジネス文書」の時候の挨拶であれば季節(月)ごと、「ことわざ」「四字熟語」であれば50音別、といったようにグループ化されている。
ユーザが新規に辞書を作成することも可能(というより、むしろユーザ自身が専用の辞書を作って利用することが想定されている)。既存辞書からの登録語句の移動機能を備え、クリップボード(クリップボード辞書)経由で、複数の語句を一括で登録することもできる。
貼り付け時に、選択文字列の後ろに改行コード、前後に特定の文字列を付加したり、指定の文字列でクリップボード履歴を変換したあとに保存したりすることも可能。例えば、選択語句を括弧(「」や【】など)で囲んで貼り付けたり、クリップボードのコピー元にある「(株)」を「株式会社」に変換して保存したりといったことができる
辞書「日時」の利用時には、西暦/元号/和暦の別、1桁の月日時分に0を付ける/付けないなど、変換書式を自由に設定することが可能。さらに、現在日時だけでなく、過去や未来の日時を、現在日時を基準に(1年前、3ヵ月後、5時間後など)変換して貼り付けることもできるようになっている。
そのほか、使用頻度の高い語句をタスクトレイメニューからすばやく貼り付けられる人気度管理機能や、複数行にわたる文字列を1行ずつ分けて登録するオプションなども用意されている。