「ファイルを開く」をはじめ、サイドバーの四つの機能を切り替えながら使えるタブ切り替え型テキストエディタ。「Lite Editor」は、複数のファイルを同時に開き、タブで切り替えながら編集できるテキストエディタ。サイドバーの「ファイルを開く」や「お気に入り」から目的のファイルをすばやく開いて編集できる。サイドバーからは、編集中の文書に「定型句」を挿入したり、「外部ツール」を起動したりすることも可能。正規表現に対応した検索・置換機能やスクリプト実行機能、マウスジェスチャ機能なども搭載する。
メイン画面は、編集エリアとサイドバーの2ペイン構成。サイドバーには「ファイルを開く」「お気に入り」「定型句」「外部ツール」のいずれかを表示させ、利用できるようになっている。サイドバーはもちろん、非表示にすることもできる。
「ファイルを開く」は、上段にフォルダツリー、下段にファイルリストが表示されるもの。エクスプローラなどを使うことなく、目的のファイルをすばやく開くことができる。ファイルリストでは、すべてのファイルを表示対象にできるほか、プレーンテキストファイルのみや指定拡張子のファイルのみに絞り込んで表示させることも可能。表示スタイルは詳細表示/大アイコンなどに切り替えられる。ファイルを「読み取り専用として開く」ことも可能だ。
「お気に入り」は、よく使うファイルなどを登録しておくことで、すぐに開ける機能。登録は、現在編集中の(アクティブな)ファイルまたは開かれているファイルを対象に、簡単に行える。「スタートアップ」機能もあり、登録しておけば、「Lite Editor」の起動と同時にファイルを開くことができる。
「定型句」は、あらかじめ登録しておいた定型句を、編集中の文書に貼り付けられるもの。クリップボードにコピーすることもでき、他のアプリケーションでも利用できる。初期状態で「日付と時刻」、ファイル名/パス名の「ファイル情報」など、計9項目が登録されており、例えば「日付(和暦)」では「平成19年12月11日」という文字列を貼り付けられる。定型句や分類用のフォルダは、ユーザが自由に追加・編集することが可能だ。
「外部ツール」は、あらかじめ登録しておいた外部アプリケーションを実行できる機能。選択した文字列を引数として実行させることも可能。「選択した文字列でインターネット検索」などが登録済みで、文書内の文字列をGoogleやYahoo!、goo辞書などで検索できる。
テキストエディタとしての機能は、切り取り/コピー/貼り付け、指定行へのジャンプなどのほか、正規表現に対応した検索・置換、文字種の変換といった機能も備える。検索は、ツールバー上の検索ボックスから行うことも可能。対応する文字コードはShift JIS、EUC-JP、JIS、UTF-7/8/32/16LE/16BE。改行コードはCR+LF/LF/CRに対応する。
Visual Basic/C#/JScriptの各スクリプト言語に対応し、よく行う操作をスクリプトにして実行することも可能。マウスジェスチャー機能もあり、「Lite Editor」のコマンドをマウスジェスチャに割り当てて実行できる。オプション設定では、起動時の状態を細かくカスタマイズすることが可能だ。