Windowsの操作を快適にしてくれるマウスユーティリティ。多彩なオプションが用意され、マウスジェスチャやホイールで、さまざまな動作を実現できる。「かざぐるマウス」は、マウス機能を拡張し、Webブラウザやエクスプローラなどでの操作を快適にしてくれる常駐ソフト。マウスホイール回転時の動作やスクロールバー上での動作などを拡張できるほか、マウスジェスチャ機能も追加される。数多くのオプション項目が用意され、利用する機能や、機能を有効にするWebブラウザなどを細かく設定できる。
コマンドを設定できるマウスジェスチャは50種類以上。「左ボタン長押し」「右ボタン+ホイール回転」など、ボタンの押し方は9種類が用意されている。マウスジェスチャを有効にできるアプリケーションはWebブラウザとエクスプローラ。WebブラウザはInternet Explorer、Mozilla系(Firefoxなど)、Operaに対応する。IEコンポーネントを利用したブラウザやアプリケーションでも利用できる。さらに、(任意アプリケーションの)ウィンドウタイトルバーやタスクバー上でもマウスジェスチャを利用することが可能。ジェスチャに割り当てられる機能は、
- 「進む」「戻る」
- 文字の拡大/縮小表示
- 垂直/水平スクロール
- ウィンドウの切り替え
- 最大化/最小化、スクロール
など。「進む」「戻る」などはWebブラウザやエクスプローラならではの機能だが、ウィンドウの切り替えや最大化/最小化、スクロールなどのウィンドウ操作は、ほとんどのアプリケーションで利用でき、操作を効率的にしてくれる。ホイール操作では、
- 【Shift】/【Ctrl】/【Ctrl】+【Shift】と併用した場合のスクロール行数の指定
- 垂直スクロールを水平スクロールに変更
- 垂直スクロールを先頭/末尾へのジャンプに変更
などが可能。さらに、マウスポインタの下のウィンドウが非アクティブ状態でもスクロールできるようにすることもできる。シェル操作機能としては、「スタート」ボタン上でホイールを回転させることで、すべてのウィンドウを最小化/最大化することが可能。特定のタスクボタン上でホイールを回すことで、当該ウィンドウのみを最小化/最大化できるほか、タスクバー上のボタンをドラッグすることで、タスクボタンの並びを自由に変更できる機能も追加される。
エクスプローラでは、ボタンの長押しをダブルクリックと見なすようにしたり、【Alt】キーを押しながらホイールを回転させることで、表示形式(アイコン/詳細/一覧/縮小版)を切り替えたりといったことができるようになる。
機能は、ユーザの設定によりON/OFFを選択できるようになっている。