最新のコピープロテクトに対応した“DVD/CD仮想化”ソフト 。「CD革命/Virtual Pro」は、DVD/CDのイメージを(ハードディスク内の)仮想化されたDVD/CDドライブにマウントし、物理ドライブがない状態でも使えるようにしてくれるソフト。DVD/CDにコピープロテクトが施されていても、高い確率で仮想化できることが特徴。新バージョン「10」では、新たにAlpha-ROM 3.1に対応。もちろんAlpha-ROM 1.1〜、StarForce、SafeDisc、SecuRom、RootといったDVD/CDプロテクト方式にも対応する。さらに、検索機能が強化されたほか、オーディオ再生音量の平均化機能も追加された。
メディアからデータを読み出し、仮想DVD/CD(イメージファイル)を作成する「仮想CDの構築」時には、フォーマットなどが自動判定される。自動判定が難しく、ユーザ自身によるパラメータ設定が必要なプロテクト付きディスクでも、あらかじめ代表的な「プロファイル」が用意され、リストから選択するだけでイメージファイルを構築できるようになっている。ユーザが独自にプロファイルを作成・保存することも可能だ。
作成されるイメージファイルは、データが圧縮・収納された「FCDファイル」。単純なISOイメージに比べると、ディスク領域を占有しにくい。イメージファイルは、仮想ドライブにマウントして使用する。実際に物理ドライブが存在するかのように見せるため、物理ディスクを要求するアプリケーションでも動作する。
仮想ドライブは、ドライブレターの空きが許す限り、定義することが可能。最大23台まで定義できる。仮想ドライブには個別のイメージファイルをマウントすることが可能で、同時に複数のディスクを使用することもできる。
必要に応じて、仮想ドライブのアクセス速度を現実のドライブ並の速度まで下げる「速度エミュレーション」機能もある。ドライブの入出力速度から仮想ドライブ判定をするアプリケーションに対しても、チェックを回避することができる。
イメージファイルの操作では、ファイル名やコメントなどからFCDファイルを検索できる「FCD検索」機能が新たに搭載されたほか、オーディオ再生時の音量を平均化する「ノーマライザ」機能も追加された。
仮想CDを編集することも可能。FCDファイルに対してパケットライト編集が行えることで、イメージファイル内のファイル/フォルダを追加・削除することもできる。さらにCD/DVDライティング機能もあり、編集したFCDファイルを実際のDVD/CDに書き込むことも可能。作成した仮想ファイル(FCD)ファイルを(ファイルのまま)DVD/CDにバックアップすることもできる。