「エスカルゴ」は、記念日や予定日の登録・管理も可能なカレンダーソフト。記念日を登録しておくと、メッセージボックスが開いてメッセージが表示される。予定日の通知時にはメッセージ表示のほか、指定のURLをブラウザで開いたり、ファイルを開いたりすることができる。六曜や星座の表示機能もある。

カレンダーには1ヵ月の日付と曜日、六曜（「大安」「赤口」など）、星座が表示される。「今日」の日付は”YYYY/MM/DD”形式で表示され、カレンダー上では赤丸で囲まれて強調される。予定日や記念日が登録された日付も、カレンダー上で強調表示される。予定が登録された日をクリックすることで、登録内容を参照できる仕組み。

記念日や予定日の登録は、カレンダー下部のボタンから別ウィンドウを呼び出して行える。「記念日の登録」ウィンドウでは、記念日を指定して、通知時に表示させたいメッセージをテキストで入力する。通知のタイミングは「30日前から」「7日前から」「前日から」から選択できる。

「予定日の登録」でも同様に月日とメッセージ、通知のタイミングを指定できる。通知のタイミングは「7日前から」「3日前から」「前日から」から選択することが可能。予定日ではさらに、メッセージの表示とともに、指定のファイルを開いたり、ブラウザを起動して指定URLのページを表示させたりすることもできる。予定日を過ぎた項目は自動的に削除される。

記念日や予定日を登録してメッセージを表示させたり、ファイルを開いたりする機能は特に目新しいものではないが、予定日を過ぎた項目を自動で削除する機能は便利だと感じた。備忘録代わりにちょっとメモした予定を自動時に整理してくれるので、不精者の筆者には最適だ。パーソナルユースのカレンダーに必須と筆者が考える六曜の表示もうれしい。日本人の個人的な行事には、いまもなお六曜の吉日・良日を重んじる向きがあるので、六曜付きカレンダーは欠かせない。

シンプルでコンパクトだが、知りたい情報が過不足なく得られるカレンダーソフトだ。

開発中に苦労した点
常にパソコンに常駐するということで、カレンダーのコンパクト化と、単なるカレンダーとしての利用を含め、予定日や記念日の強調表示など、パソコンの脇役に徹した形を作成するのに苦労致しました。

ユーザにお勧めする使い方
大切な人の誕生日や記念日を登録し、事前に毎回表示させることで、忘れ防止に役立ちます。また、予定はしっかり手帳などで管理される方でも、1週後の資料の提出や、3日後に得意先に確認の電話を入れなければならないという、忘れてはいけない仕事、さらに○月○日にCDが発売されるとか、○月○日にテレビを録画するといったメモ代わりに登録しておけば、事前にお知らせしてくれますので便利です。さらには、○月○日にあるホームページをチェックしろとか、資料をチェックしろといった場合に、アドレスや資料のフルパスを指定することで、お知らせと同時に指定のホームページや資料も起動されます。

今後のバージョンアップ予定
すでにユーザさまの要望も含め、バージョンアップを重ねてまいりましたので、現在は特に予定はございません。ご意見等があれば、ホームページより、ぜひお願いいたします。検討させていただきます。ありがとうございました。