「Chiru」は、メニューバー直下へ配置するのに適した1行表示のRSSリーダ。屋外ニュース掲示板などで見られる「サインボード」のような横長の「ビューア」画面が特徴。記事を1行単位でスクロール表示する。フィードの登録は、Safariのブックマークから読み込んで行うこともできる。

1行表示のウィンドウには、左端にサイト（RSSフィード）名が表示される。サイト名は、横スクロール（左から右）で循環的に表示される。その右のエリアに記事の1行目が右端からスクロールインして現れ、2行目以降はスクロールアップ（下方から現れ）し、前の行が上方に消えてゆく。スクロール中の記事をクリックすることで、デフォルトブラウザが起動し、記事内容を閲覧できるようになっている。

RSSフィードの登録・編集は、ユーザが手動で行えるのはもちろん、Mac OS Xの標準Webブラウザ「Safari」のブックマークから読み込んで追加することも可能だ。

オプション設定では、

• サイト名、記事の文字フォントと文字色
• 表示する記事の本数（URLごとに上限を設定できる）
• 改行、スクロールイン/スクロールアップのアニメーションの動作速度

ウィンドウは、作業の邪魔になりにくいデスクトップ最上部のメニューバー直下に置くことが想定されているが、実はデスクトップのどの場所にも配置できる。また、ウィンドウサイズ（幅）も任意に設定できる。文字のサイズは、ウィンドウの幅に合わせて変更されため、使用するディスプレイの大きさに応じて、表示する範囲と文字の大きさを任意に調整することが可能だ。

iBookなど小さなディスプレイを使用している場合でも、自分で調整できるので快適に使えそうだ。

ユーザにお勧めする使い方
あくまで“ながら”用のソフトですので、例えば日記を書いているときとか、ちょっと考え事をしているときなどに何となく表示させておく、というのが正しい使い方だと思います。仕事に集中したいときには使ってはいけません（笑）。

今後のバージョンアップ予定
いまは1行に限定している行数を自由に変更できたり、きちんとしたウィンドウ表示もできるようにしようと思っています。また、キーワード検索などを使ってユーザが希望する記事を自動的に抽出する機能などを検討しています。