ウイルス対策、スパイウェア対策、ファイアウォールなど、多彩な機能を備えた統合セキュリティ対策ソフト。「ノートン・インターネットセキュリティ 2008」は、ネットワーク上に存在するさまざまな脅威からパソコンを守ってくれる“定番”セキュリティ対策ソフトの新バージョン。起動やスキャンの高速化が図られたほか、オンラインショッピングやオンラインバンキング利用時の個人情報保護機能などが追加された。また、同一世帯内であれば、最大3台までのパソコンにインストールできるようになった。
ソフトは、
- ウイルス対策ソフト「Norton AntiVirus」
- スパイウェア対策ソフト「Norton Antispyware」
- フィッシング詐欺対策ソフト「Norton Confidential」
- ファイアウォール「Norton Personal Firewall」
- ショッピングやバンキングでの個人情報保護ソフト「Norton Identity Safe」
の複数のツールで構成される。ただし、統合されて提供されるため、ユーザが個別のツールを意識する必要はない。ウイルス対策では、電子メールやメッセンジャーを常時監視し、ウイルスやワーム、トロイの木馬などの脅威を自動的に検出して、削除する。圧縮された添付ファイルに対してもスキャンが行われ、ウイルスなどからの汚染を防ぐことができる。また、主要な部分を短時間でスキャンする「クイックスキャン」、コンピュータ全体をスキャンする「完全スキャン」を実行することで、すでに内部に存在するウイルスも除去することが可能だ。
ファイアウォールでは、ポートをブロックして外部からの侵入を防ぐほか、最新の情報をもとに自動で設定を変更する「スマートファイアウォール」機能も備える。出張時など、通常とは異なる環境でインターネットに接続する場合でも、有線接続か無線接続か、公衆網か専用網かなどを判定して、自動的に設定を最適化する。
フィッシング詐欺対策では、ブラックリストによる判定に加え、Webページの内容を分析することで、危険なサイトではユーザの注意を喚起する。また、個人情報保護機能を強化。ネットショッピング、ネットバンキングなどの利用時にはログインからログアウトまでを通して、個人情報が傍受されていないかを監視する。
さらに、スパム対策や有害サイトから子どもを守る保護者機能がオプションのアドオンとして用意されている。